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引きこもりオタクだったため怒られすぎてスランプになった件

第29話


僕は目が覚めると地面に横たわっていた。

あれは夢だったのか?僕はエリスさんに切られて、そのまま。


「目が覚めたか?徹」


「あ、はい。体は無事です」


「そうではない、お前が彼らにしたことについてだ」


「貴様は力で彼らを支配しようとした、そんなもの話し合いでもなんでもない、魔族となにが違うんだ?」

僕は何も言えなかった。


「お前の力は確かにすごい、私よりも上だろう。だが力に支配されてお前は本来の自分を失っていた。違うか?」


エリスさんの言う通りだ。僕は力を手に入れて調子に乗っていた。あのとき未来が攻撃されて頭にきたのもあったけど、それでも僕は自分の力に溺れていた。なんてバカなんだ。


「エリスさんの言う通りです。僕調子に乗ってました、ごめんなさい。みなさんごめんなさい」

僕は涙がとまらなくてちゃんと謝れてるかもわからなかった。


「もう、バカね。次からはこんなことしちゃダメよ」

未来が優しく声をかける。

それがまた自分が哀れになってくる。


「すんだことは仕方ない、今から彼らの拠点にいくことになった。もちろんくるだろう?」


「いや、僕なんてやっぱりただのオタクでぶつぶつぶつ」


「お、おい未来。徹は元々こんな感じなのか」


「あー、まぁたしかに元々目立つタイプではないし家で引きこもってるようなやつなので、あと私たちの世代ってあんまり怒られたりすることなくて。今回伸びきった鼻をへし折られて半端なくへこんでるんだと思います」


「引きこもり…うちの姫みたいなもんか。徹はどうやらメンタルも鍛えないといけないみたいだな」

エリスが力なく話した。


「すいません」

未来もなんで自分が謝ってるのかよくわからなくなっていた。


「と、とりあえずいくか」

エリスさんは戸惑いながら言った。

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