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巨人との戦いの件(前編)

第280話


「よし、パーツを集め終えたし、村にいこうぜ」


「次の村は生存者がいるかな」


「うーむ」


「どうしたんですか?エリスさん」


「いや、こないだ連続して魔界四天王が二人来ただろ。で、やつらを私たちが倒しているわけだから、そろそろ残りの二人が来てもおかしくないと思ってな」


「確かにそうよね。様子をみられてるのかな」



「あいつらか、四天王を倒した人間たちって」


「そうだぜ、兄貴。隙だらけだから今がチャンスですぜ」


「よし、シカマグ様から頂いたこの魔力増強薬で奴らを殺してやる」



「む、魔物の匂いです」


「噂をすればか?」


「でもそこまで強力な魔力は感じません」

ロミアが言う。


「よお、お前らか四天王を倒したのは」


「なんだ、ザコっぽいな」


「ふん、余裕こいてられるのも今のうちだ」


魔族二人組?は何か飲み物を飲み始めた。


「ぐががが」


「ごごごれはあ、兄きききき」


「な、なんだ二人?ともどんどん巨大になっていくぞ」


二人は推定200m程にでかくなった


「いやいや、大きくなりすぎでしょ」


「はっはっは、虫けらどもめ踏み潰してやる」


巨大な足が降ってくる。


「とりあえず、避けるぞ」


僕たちは散開してかわす。


「どうした、どうした。逃げるばかりか?」


すると、弟?のほうがぐらりとバランスを崩して倒れた。


その衝撃だけで地面が恐ろしく揺れる。


「どうした、弟よ」


「足が足が動かねぇ」


「アキレス腱を切らせていただきました」

カエデさんだ。


「俺はそうは行かんぞ」


兄?が正座をした。


「どうだ、これで切れまい」


「なんだか間抜けだのぅ」


「よし、サンダードラゴン。僕に力を」

(承知した)


「くらえ、サンダーブレイカー」


雷の嵐が巨体に降り注ぐ。


「ぐがぁぁぁぁ」


「あ、兄貴」


「催涙弾、発射」


「ぐがぁぁ、目が目がぁ」


「今だ、カエデ」


「はい、風神烈風覇」


ものすごい竜巻が200メートルの巨体を吹き飛ばす。


「おお、あいつらやりたい放題じゃのう」


「ぐがぁぁぁぁ」


「兄貴こうなったら、この薬を」


「わかった、弟よ」


「なんだ」


二体は薬をまた飲む。


すると二体は合体し始める。


「むぅ、いかんぞ。もっとでかくなる」


「ぐぅぅぅぅぅ」


「で、でけぇ、もう顔もみえねぇや」


「ならば、くらえ超巨大岩石落とし」


合体巨人は岩石を受け止める。


「な、止められた!!」


「やばい投げ返される」


「ふはははは、おりゃああああ」


「お、おい避けられねぇぞ」


「ダークネスホール」

ロミアが大きなブラックホールを出す。


岩石はブラックホールに飲み込まれる。


「ありがとう、ロミアちゃん」


「いえ、大丈夫です」


「それより、あの薬を作ったのはおそらく四天王の一人だと思います」


「そうなのか」


「そんなことよりも今は目の前のあいつをどうにかしないとだぜ」


「ヒデリさん、催涙弾はまだある?」


「おう、あるぜ、でもそれだけじゃなぁ」


「そうだよなぁ、とりあえず。サンダーブレイカー」


「効かぬぞ、この鋼のボディには」


「それなら、アブソリュートゼロ。発射ぁ」


巨人は両手で防御する。


たちまち両手が固まっていく。


「よっしゃ効いたぞ」


「うおおおおお」

巨人から熱気が発せられ氷が溶けていく。


「えええ、反則だぞ」


「くらえ、ファイヤーブレス」


「やばい、メルメルメルメル超巨大防壁」


僕はなんとか攻撃を防ぐ。


「エリスさん、どうするの」


「私も参戦する」

球体君からエリスが飛び出る。


「徹、合わせろ」


「は、はい」


「ダブルメガフレア」


僕とエリスさんの炎魔法が重なりあって相手にぶつかる。


「ギガントミサイル発射」


「風神飛竜疾風撃」


「ふふふふふふははははは」


「効いてない…」


くそ、どうする…


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