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エリスが目を覚まして動き出すの件

「え、えっとロミアはそこで寝てます」


「そうか、やつも寝てるのか?」

エリスが言う。


「そ、そうよ。力を使いすぎたから」

未来が言う。


「そうだろうな、まさかあそこまで力を保持しているとはな」

つかつかとロミアのところにエリスは向かう。


やっぱりトドメを…


「ロミア…こいつは本当にいいやつだな」


「えっ」


「カエデの為にあそこまで力を使ったのだから」

「あら、意外な反応」


「なんじゃ、どういう意味じゃ」


「僕も正直そんな反応をするとは思いませんでした」


「なんだ、私がロミアにトドメでもさすと思ったか?」

エリスが言う


「はい、正直」


「理由が理由だ。私たちの敵に回った訳ではないからな。そんなことはしないよ」

エリスは優しい顔でロミアの頬を撫でてあげる。


「ん?この力…」


「どうかしたの?」


「いや、何でもない」

(私の魔力がロミアに注がれてるな…皇女がやったのか…)


「大福娘は?」


「傷がなかなか言えなくて、しばらくは戦闘には参加できそうにないですね」


「そうか…」


「でも、あたいが戻ってきたから安心してくれ」


「おお、メカ子…私はそんなに寝てたのか?


「いや、ちょっと揉めてでてきたんだよ」


「…天才同士は大変じゃな」


「まぁ、もうほとんど終わってるからあとは自力でやるだろ、だからあたいはまたみんなに動向するぜ」


「そうか、助かるよ」


「なんだかエリスさんらしくねぇな」


「うるさいのぅ」


「とりあえず、ロミアが目を覚ますまではここで待機だな、カエデは私が乗ってた球体君に乗せればよいじゃろう」


「いや、2号があるからそれに乗せる予定だぜ」


「ならば、1号にカエデ、2号にロミアを乗せよう」


「えっ」


「えってなんじゃ」


「エリスさんが自分で歩くの」

未来が驚きを隠せない顔をする。


「お前、私がどこまで怠け者だと思っておるのじゃ」

エリスが呆れる


「いや、今までの行動を見てたらね」

未来がこちらに同意を求めてくる。


「まぁ、いいんじゃね。どうせ途中でマッスルおんぶになるだろ」


「おう、いつでもいいぜ」


「お主ら…」


「とりあえず、今日1日は休みましょう」

僕は念のため休むことを提案する


「ん、そうじゃな。じゃあ私はもう一眠りするわ」


「また寝るの」


「お前らも休んでおけよ」


エリスは布団に入る。


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