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怪しい洞窟に入る件

第243話


僕らは次の目的地にむかっていた。


「おい、なんか怪しい洞窟があるぞ」


「また、洞窟か」

僕はエリスさんを見る。


「いや、今回はドラゴンはいないぞ」


「確かに、魔物の匂いはしますね」


「じゃあ、今度は魔物の洞窟なのね」

未来が言う。


「よし、じゃあ行こうぜ」


僕たちは洞窟に入る。


魔物が早速襲ってくる。


カエデがそれに気づいて、素早く斬りつける。


「おお!ずいぶんと攻撃的ですね」


「おい、前からもくるぜ、マッスルマシンガン」


次から次へと来る魔物を倒しながら進んでいく。


「すごい数ね、みんな大丈夫」


「今のところは大丈夫そうだね」


「私も大丈夫です」


ゴーレムが現れる。


「メルメルバスター」

ゴーレムは粉々になる。


敵の強さはそこまで強くない。


僕らは順調に進んでいく。


「おい、あそこになんかいるぞ」


「オークみたいだね」


「まだこっちに気づいていなそうですね」


「どうする、奇襲する?」

僕は聞く。


「たまには私が倒すわ、ファイヤー」


オークのお尻に未来が出したファイヤーが当たる。


オークがギロリとこちらを睨む


「あら?効いてない」


「すげー怒ってるぞ」

福原が斧を構える。


「じゃあ、福原任せるよ」


「よっしゃ、力勝負なら任せろ」


福原は斧を片手にオークに向かっていく。


オークは右手で福原を殴る


「ひでぶっ」

福原がふっとばされる。


「福原!!」


「いてて、こいつなかなか強いぞ」

よかった、無事か


「うおりゃあ」

オークの脇腹に福原の斧があたる。


「ぐがぁぁぁ」


「さすがに効いたか」


むんずとオークは福原を掴み、こちらにぶん投げてくる。


「どわぁぁぁ」


「つ、強いね、ダメージは負ってるようだけど」


「くそう、仕方ねぇ。マッスルパワー全快」

福原は黒光りして、筋肉が膨張する。


「いくぜ、ダイナマイトスペシャルデラックスターックル」

福原の突撃はオークを突き破った。


「はぁはぁ、手強いやつだったぜ」


「敵が確実に強くなってるわね」


「とりあえず、福原の回復を頼むよ」


「すまねぇ!未来」


「次に魔物がでたら僕らが戦うから一旦休んでくれ」


僕らはさらに先へ進んだ。

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