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とりあえず、村周辺の魔物は倒し終わりましたの件

第212話


「エリスさん、終わりました」


「そうか、ご苦労だったな。みんな」


「じゃあ次の目的地に行くぞ」


「はーい、徹さん。お団子ください。命の恩人ですよ。私は」


「命の恩人?何かしてくれたの?」


「はい、人工呼吸を」


僕は顔が真っ赤になる。


「ど、ど、どどど、どうぞ」

僕はバカみたいに大量にお団子を出す。


後ろからは怒りのオーラを感じる。

「やった、こんなに沢山の団子、すばらしいです。ロミアちゃんもどうぞ」

カエデはロミアに1本団子をあげる。


「ありがとう、カエデさん」


「あたいにも1本くれよ」


「はいはい」


「俺にもくれよ、カエデちゃん」


「どうぞどうぞ」


「エリスさんもどうですか?」


「いや、私は見てるだけで胃もたれしそうじゃ、遠慮しておく」


「未来さん?おーい、未来さん?」


「なんでございましょうか?」


「なんじゃ、その言葉遣いは」


「1本どうぞ」


「ありがとうございますわよ、カエデさん」


「ほんとみててあきないのう、地味キャラから嫉妬キャラへとジョブチェンジってところか」


「でもよう、未来。あれは人命救助だって、キスには入らねぇよ」


「ふんっ」


「いてぇ」

未来が福原の足をおもいっきり踏みつける。


(主よ)

(なんじゃ、フレイル)


(これで、よかったのですか?あの村のものたちはしばらく魔物が来なくなって油断をすると思われる)


(まぁ、人間はそういうところがあるからなぁ、可能性は高い)


(その時にあの村のものたちの力で何とかなるのであろうか)


(それは今後のあいつら次第だよ、そこまでは面倒見切れん)


(ふむ)


(文句あるか?そのくらいの試練はあいつらには必要だし、まぁその前に私たちが魔王を討伐してしまえばよいのだからな)


(主らしいですな)


(うるせえ、じじい)


「次の場所はわかってるのかい?ヒデリさん」


「おう、この地図からすると次はムラムラ村みたいだぞ」


「なんかやな名前ね」


「そうなんですか?」


「とりあえず、そこに向かおう」


僕たちはムラムラ村を目指して出発した。




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