カツアゲしたお金でご飯を食べようとしたけど阻止した件
第21話
「ハヤテのやつこれっぽっちしかよこさんとは」
「仕方ないですよ、子育てってお金がかかるんですよ。」
未来が言った。
「なんじゃ、未来お主子供がいるのか?パパはだれじゃ?徹か?」
「な、な、な、な、なにいってるですか、世間一般の話をしただけです。」
にやにやとエリスさんは笑っている。
「あの、エリスさん次はどこに向かうんですか?」
「うむ、決めておらん、せっかくハヤテからお金をもらったことだし、人がいる村でご飯でも食べたいなと」
いつからグルメツアーになったのだろうか。
「そんなことより、魔族に侵略されてる村にいきましょうよ」
「うむ、そうだな。では、グレンの港にいこう。あそこは昔は漁が盛んでな美味しい魚が沢山とれてなぁ」
「魚、いいですね。いきましょう」
「エリスさん、カエデさんご飯を食べに行くのではないんですよ」
「わかっておるわい、あそこには魔物がいるから安心せい」
「魔物がいるのは安心ではないです」
「魚…」
じゅるりとカエデさんから聞こえる。
やっぱりこのパーティ…個性が強すぎる。
大丈夫なのか…
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