襲撃させてくれよの件
第180話
「こんにちは」
「うおっ、貴様いつの間に」
「いやぁ、そんな魔物の匂いをプンプンさせてたらすぐに気づきますよ」
「うぎゃぁぁぁぁぁ」
「な、なんだこの声」
カエデが木の上から降りてきた。
「隙をついて襲撃をしようとしていた、魔族を倒してきました」
「おお、そうか」
「いや、この話もう終わりですか」
「だって倒しちゃったしなぁ」
「次の目的地に向かうぞ」
「襲撃しようとしてた魔族がなんか不憫ね」
「まぁ、結局戦うんだし、いいんじゃないかな」
「で、次の目的地はどこですか?」
「ここから南西に向かうと村がある、生き残りはいないだろうが…」
「あ、そこの村なら途中に洞窟があるからさ、あたいの武器のパーツ集めさせてくれよ」
「あそこの洞窟はごちゃごちゃしていて迷うかも知れんぞ」
「大丈夫だよ、あたいのメカは迷わないように設定できるから、誰か一緒に来てくれよ」
「じゃあ、俺が行くぜ」
「私も行きまーす」
「マッスルと、大福娘とメカ子か、珍しいメンバーじゃな」
「じゃあ、そこの洞窟に向かって行きましょうか」
僕たちは目的地に向かって歩き始めた。
一時間程すると、洞窟が見えてきた。
「あの洞窟ですか?」
「あ、ああ。魔物がこっちを見ているな」
「よっしゃあ、ミサイル発射ぁ」
魔物が洞窟に逃げていく。
どごぉぉぉん
洞窟の入り口がふさがる。
「あほぅ、これでは洞窟に入れないぞ、元々私は入る気なかったけど」
「しょーがねぇ、俺が瓦礫どかしてやるよ」
「あたいもこの瓦礫をパーツにしよう」
「なんだかマイペースね」
「でも中に魔物がいるなら僕も行こうかな」
瓦礫がどかされ、僕たち4人で洞窟に入ることになった。
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