VSサンダードラゴンの件
第148話
「容赦はしませんよ、少年」
目の前のドラゴンはどんどん力をあげていく。
どうしてこうなったんだろうか…
「僕…関係なくね?」
「サンダークラッシュ」
雷の光線が徹に向かって放たれる。
「うおー」
すんでの所でかわす。
「まだまだ、サンダークラッシュ」
「ちょっ、だからなんで僕が」
僕はなんとか攻撃をかわす。
「諦めて戦え~」
エリスさんの声が聞こえる。
「仕方ありませんね」
僕はまっすぐと立つ。
「やっとやる気になりましたね」
「ええ、やらないと話しが進まないので」
「サンダークラッシュ」
「メルメルファイヤー」
互いの魔法がぶつかり合う
その衝撃破で辺りが揺れる。
「ほう、なかなかやりますね、これは耐えれますかな?」
「メガサンダークラッシュ」
先程よりも強力な魔法が徹めがけて放たれる。
「ウルトラカウンターバリヤ」
僕は目の前に光のバリヤ出し、相手の攻撃をそのまま跳ね返した。
「なんですと」
サンダードラゴンは自分の攻撃をもろにくらった。
「なかなかやりますね、ならばそのバリヤを破る力をくらわせてあげましょう」
まだ本気じゃないのか。
「ギガサンダークラッシュ」
先ほどとは比べ物にならない攻撃が徹目掛けて繰り出された。
「メルメルメルメルプリンプリンのプリンアラモード」
僕は光に包まれる。そしてすべての攻撃を吸収した。
「な、なんと美しい光だ」
ガクリとサンダードラゴンはうなだれた。
「私の負けです」
「え、でも僕あなたにダメージは与えてないですよ」
「いいえ、その美しい力、存分に味わいました。主よどうか私と愛の契りを」
うう、表現が
「わかりました、ではえっとサンダードラゴン。僕と契約してください」
サンダードラゴンは光の玉になり僕の体内に吸収されていく。
何とも言えない感覚だったが、力が沸いてくる感じだ。
「ふぅ、やれやれ。なんとかなったか」
岩影に隠れていたエリスが出てきた。
「どうじゃ?パワーが上がった感じがするじゃろ」
「ええ、これが契約なんですね」
グラグラ洞窟が、揺れ始めた。
「やば、さっきの戦闘のせいで洞窟が崩れる
」
「逃げるぞー」
僕たちは急いで洞窟から逃げ出した。
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