やる気が戻ったので次の村に行く件
第144話
「よし、じゃあ行こうか」
「やっとやる気が戻ったのね、一人以外」
「うるさいぞ、貧乳」
「貧乳は関係ない」
「次はどこに向かうんですか」
「ここからだと、モンモン森を抜けた、ところにあるモンモン村だな」
名前は気にしちゃダメだ。
「森ってことはまた虫でも出そうね」
未来がいたずらっぽく言う。
「うっ、その時はまたブリザードドラゴンを…」
「森の中じゃよべないんじゃないですかねぇ」
「まあよい、出発じゃ」
僕らはさっそくモンモン森に入った。
エリスがびくびくしている。
パキッ
「ぬおおぉ」
「あ、すんません。枝を踏んだ音です」
「マッスル、次やったら魔法で、脂肪をつけるぞ」
「そ、それは勘弁してくれ」
バサバサ
コウモリのような魔物が沢山現れた。
僕たちはなんなく倒していく。
「なんだか魔王に近づいている感じしないわよね。敵もそこまで強くないし」
「そりゃ、そうじゃ。魔王の城なんてまだまだまだまだまだまだまだ先だ」
「げっ、そうなんですか?ロミアちゃん」
「そうですね、まだ当分先です」
「よくあそこまで逃げてきましたね」
「体力だけには自信があるので」
そういうものなのか?
「あ、森を抜けますよ」
「モンモン村…昔は威勢のいい奴らが沢山いたが…果たして」
僕たちは村に向かって歩きだした。
お読みいただいてありがとうございます。ブックマークや、評価いただけるとうれしいです。




