男同士の温泉の件
第134話
「なあ、びっくりしたんだけどさ」
「おう、なんだ?」
「ベンダー、女の子だった」
「え、そうだろうよ。お前まさか男だと思ってたのかよ」
「な、なんだよ、知ってたなら教えてくれよ。知らずに一緒に温泉入ろうって誘って恥かいたよ」
「いや、みればわかるだろ、徹お前失礼だな。だから未来にも怒られるんだぞ」
「なんで、そこで未来の名前がでるんだ」
はぁと福原がため息をつく。
「こんなどんかん男だと、未来も苦労するな」
苦労?なんで未来が
「よくわかんないけど、温泉は気持ちいい」
「あ、お前話そらしたな」
「しかし、次の目的地はどこなのかねぇ」
「そうだな、最近魔物を少なくなってきてるから討伐はなんとか進んではいるみたいだけどな」
確かに最近はあまり魔物とであってないな。
「それより福原、長風呂だけど大丈夫なの?」
「おお、俺は全然、むしろ筋肉が喜んでる」
「僕はそろそろ出るよ、ベンダー…ちゃんも次に入るからなるべく早くでろよ」
「じゃあ、俺も出るか」
温泉からでると、カエデさんとベンダーちゃんが組み手を行っていた。
「あれ、今度はカエデさんが修行相手ですか」
「おお、出たか。大福娘、格闘も腕があるのだなぁ、見直したよ」
「へぇ~、今度僕も教えてもらおうかな」
未来がこっちを睨んでるけどなんだろう。
「ほんと苦労するな、未来」
福原がぼそっと言った。




