氷の洞窟に入りますの件
第127話
僕らはいつものように歩いていた。
「なんだか、寒いですね」
「みなさん、あそこの洞窟から魔物の匂いがします」
その洞窟は分かりやすく、氷でできた洞窟だった。
「ふっ、私はここで、洞窟を守るから任せろ」
エリスさんが言う。
あ、この人入りたくないんだな…
「どうしようか、今回は僕と福原はその格好で大丈夫か?」
「寒さなんかにゃ負けねえぜ」
「じゃあ、私が行きます」
カエデさんが言う。
「じゃあ、三人でいってくるので、後の三人はここで待っててください」
「おう、がんばれよ~」
僕たちは中に入った。
「よ、予想以上に寒いな」
「そうか、俺は全然だぜ」
うるさい筋肉バカ
「わだじばばばばばば」
カエデさんが寒さでブルブルと震えている。
そういえばくの一の格好て露出高いもんな。
思わずカエデの体をみてしまう。
「ばばばばばばば」
凍えて鼻水を垂らしているカエデさんには流石に色気は感じなかった←失礼
「まぁ、カエデちゃんがやばそうだから早く魔物退治と行こうぜ」
「そ、そうだな」
洞窟は一本道だったため特に迷いそうにはなかった。
「魔物がもっと出てくるかと思ったけど、カエデさん、今魔物の匂いします」
「あばばばばばばばばべ」
ダメだこりゃ
何でこの人はついてきたんだろう…
僕たちは洞窟の奥まで進むことにした。
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