表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

118/704

カエデの戦い

第117話


「はぁ、この塔何回まであるのじゃ」


「外からみたらそこまで高くはなさそうでしたけどね」


すると目の前に大きな扉がある


ギギギギ、ゆっくりと扉が開く。


「よくぞ来たな、人間」


「誰だおめぇ」


「この階を守る、シャッコーだ」


「俺の自慢の素早さについてこれるやつはいるか」


「おい」

エリスさんやる気か


「貴様、今この階を守ると言ったな?」


「そうだが」


「つまり、一階、一階戦わなければならんのか?」

残念そうな顔でエリスが問いかける


「ば、そうだ。グレミー様のところに行きたければな」


「めんどくせー」

おい、英雄…


「速さ勝負なら私が戦いますよ、エリス様」


「おお、大福娘。そうしてくれ」


「他のやつは手出し無用だ、そこで仲間が死ぬのを見守るんだな」


「大丈夫ですか?カエデさん」


「はい、大丈夫ですよ、お任せなのです」


「では、勝負といきましょうか、ショッ○ーさん」


「シャッコーだ、どこぞの組織とは違うわ」


「ではいくぞ」


シュン


シャッコーが消えた。


すると、カエデの右手に切り傷ができた。


「早い、あいつ早いぞ」

福原が驚く。

次々とカエデを切りつけていく。


「ええい、どうせなら胸の辺りをきらぬかサービス精神が足らん」


「エリスさん、いい加減蹴りますよ」


「冗談だ、おい大福娘。本気を出せ」


「いいんですか?」


「ふん、負け惜しみを」


「カエデさん、グレミーはエリスさんが倒すから遠慮なく力を使ってください」


「徹、勝手なことを言うな」


「では、ショッ○ーさん、本気を見せますよ」

にこりとカエデは笑う。


「ふん、小娘が…」


「後ろですよ」

いつの間にかカエデはシャッコーの背後にまわっていた。


(なんだと、こいつ早い)


「やってしまえ、大福娘」


「すいませんね、時間をかけたくありませんので、秘技乱れ桜」


シャッコーはバラバラに切り刻まれる


「ふう、たいしたことありませんでしたね」


「い、意外と容赦ないのぅ」


「グロいな…」

僕たちは次の階へ向かった。

お読みいただいてありがとうございます。ブックマークや、評価いただけるとうれしいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ