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気づいたら1ヶ月立ってた件

第11話

あれから、1ヶ月ぼくはエリスさんの元で鍛練を続けた。今日は最終日だ。


「って、鍛練期間のエピソード書かないのかよ」


「どうした?フジワラ殿だれに怒鳴っているんだ?」


「いや、作…なんでもないです。」


「そうか、では今日で1ヶ月目だ。私と模擬戦をしてもらうぞ。」


いよいよ、この時がきた。はしょられたけどこの1ヶ月、武術、剣術色々と叩き込まれた。


「はい、エリスさん僕はいつでも大丈夫です。」


「その意気やよし、ではまいるぞ」


エリスさんが素早く懐に飛び込み斬撃を繰り出す。僕は右手で壁を発生させてそれを防ぐ。


この一月でわかったのだが、僕の本当の能力はイメージしたことを魔法として発生できることだった。つまりメルルンの詠唱は必要ないということだ。

でもそれはプライドが許さないので攻撃時には詠唱は続けることにした。


「メルメルメルメルサンダーボルト」

僕の剣から雷が打ち出される。


エリスさんも魔法で壁を作りそれを防ぐ。


「やるようになったな」

エリスはニヤリと笑う。


「しかしこれはどうかな」


エリスさんの力がさらに上がったように感じた。その刹那…

僕のお腹にはエリスさんの手があった。

いつの間に…防がなくては


はっと僕は起き上がった。


「目が覚めたか、フジワラ殿、久しぶりに本気で戦ってしまったよ」

エリスさんは満足そうに笑った。


どうやら僕は負けて気を失っていたらしい。

「やっぱり、僕は弱いですね」


「いや、そんなことはないぞ、ほら私の右手がふっとんだ」


「わー、エリスさんなにあっさりいってるんですか。右手ー」


「お主に技を撃ったはいいがお主が自然に発生した障壁の影響だ。やはりフジワラ殿は強い」


「いやいやいや、右手、右手」


「うむ、こんなのどうってことはない、やつの回復魔法で生やしてもらうから」


「そういうもんなんですか?」


「さすがに頭が吹っ飛ばされたらむりだけどな」


「そんな簡単に言わないでくださいよ」


「そろそろ、後の二人もくるんじゃないか」


「徹ー。ってエリスさん、右手が!!」

未来も僕と同様のリアクションをした。


「アレク、相原殿はどうだ?」


「ええ、団長。彼女はとても才能があります。基本の魔法は全て覚えましたよ、あ、右手ふっとばしたんですか。治しておきますね」


「おお、すまぬな。相原殿もさすがだな。あとはアレキサンダーか」


「またせたな、諸君。」

大きな声が聞こえた。


「福…原?」


「やあ、藤原、相原。元気だったか?今日も俺の筋肉が喜んでるぞぉ」


「福原殿、我輩とポーズを決めるぞ」


「了解です、師匠」


二人は次々とマッスルポーズを繰り出す。


…キャラ変わりすぎだよ。福原。


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