あなたの手でその子に、愛情を注いであげて下さい。
私は、47歳ずっと未婚で一度も結婚もせず。
私は男性を見る目もなく、ことごとく男性との“縁”を逃してきたわ。
それに、、、。
この歳になって、子供を産んでおけばよかったと。
何度! 後悔した事か?
自分の血が繋がった子供が今、欲しいと思っても。
私は、既に47歳で子供が授かるにはかなり難しい歳になっている。
*
___そんな時だった。
私は通りすがりに、見つけたお店で【子供を育ててみませんか?】
という看板を見つけたの。
___私は、ふらっとそのお店に入ると?
『いらっしゃいませ~ どうぞ! ゆっくり見て行ってくださいね!』
と優しそうな50歳半ばのおばさんが私に話しかけてくれたわ。
___私は店内をゆっくり見ていたの!
いろんな可愛い人間の赤ちゃんのお人形が、たくさん並んでいたわ!
みんな一体ずつ、それぞれ違うのが私にもよく分かったのよ。
そして、私はあるところで足を止めたの!
『わーあ! 可愛い~私に少しだけ目が似ているわね!』
___つい、私は声が出てしまい。
お店のおばさんが、また私に話しかけてくれたのよ。
『___この子、欲しいですか?』
『___えぇ!?』
『じゃあ、先ずはレンタルします? 1年間保証とその後、、、。
もし? あなたがこの子を欲しいと思えば、無料で差し上げますよ。』
『___本当ですか!?』
『___えぇ!』
『じゃあ! レンタルします!』
『どうもありがとうございます! この子を可愛がって、大事に我が子の
のように愛情を注いで育ててあげてくださいね!』
『___でも、この子? お人形ですよね?』
『いいえ! 頭にAI(人工知能)を埋め込んでいます。どんどん学習して
あなたが愛情を注げば、ちゃんとした人間の子供のように成長しますよ。』
『___凄いわ!』
『“全ては、あなた次第なんですよ!”』
『___はい!』
▼
私は、この子を家に連れて帰り、名前も付けたの。
『貴女の名前は、エイミーよ! エイミー私の愛する娘。』
私が、お人形を抱きかかえてそう言うと、、、?
ゆっくりとエイミーの目が開いたわ!
・・・と次の瞬間! 勢いよくエイミーが泣き出したのよ!
【ウギャーーーーーーーウギャーーーーーーー!!!】
【___えぇ!?】
『お腹が空いたのかしらね? ミルクを作って飲ませてあげるわね!』
___私は早速! ミルク作りを始めたのよ!
人肌ぐらいのあったかいミルクを作って、エイミーに飲ませると?
美味しそうに、ゴクゴクと飲みだしたの。
【・・・まるで! 本当の人間の赤ちゃんみたい!】
*
エイミーは、日に日に人間の赤ちゃんのようにいろんな表情をするように
なったわ! 夜泣きもするし! 駄々もごねる。
病気にはならなかったけど? よく泣く元気な女の子なのよ!
こうして、、、。
エイミーは、大きくなっていったわ。
この子の為に、私はこの子を“養女”として育てる事にしたのよ!
『愛する娘! 私の可愛いエイミー! ずっとずっとママが貴女の傍にいる
からね! 私がたった一人の貴女のママなのよ! どんな事があっても...。
ママがエイミー 貴女を守るからね!』
___私は、毎日夜寝る時には必ずこう言って! エイミーをギュッと抱きし
めて、あの子をベットに寝かせたのよ。
目に入れても、愛おしい娘エイミー。
エイミーは、私の気持ちに応えるように優しく綺麗に育っていったのよ。
▽
___エイミーが、小学生に上がると、、、?
シングルマザーの私と二人きりのエイミーは男の子から、からかわれる
事があったのだけど、、、?
芯の強いエイミーは、はっきりと男の子達にこう言っていたらしいわ。
『確かに、わたしのママはシングルマザーだけど! たくさんの愛情をママは
私に注いでくれているわ! あなた達に何か言われる事なんか! なんにもな
いだからね!』
『・・・でもさ~お前の母ちゃん! 結構、歳喰ってんじゃん!』
『___ママは、わたしを歳を取って産んだって言ってたわよ!』
『本当の“お前の母ちゃんなのかよ!”』
『___そうに、決まってるでしょ!!!』
*
___学校でそんな事を言われたらしいのよ。
『ねえ、ママ?』
『どうしたの? エイミー。』
『ママは、“本当のわたしのママよね?”』
『___誰がそんな事を言ったの?』
『学校の男の子だよ!』
『エイミー、貴女は何にも心配しなくていいのよ! 私の愛する子。
エイミーは私の子供よ。』
『___うん!』
▼
でもね、、、?
エイミーは、AI(人工知能)が頭に埋め込まれている私の子。
知能が高ければ高いほど何でも直ぐに分かってしまうみたい。
『___ママは、本当のママじゃない!!!』
・・・とうとう、エイミーにそう言われてしまった。
【___これから私は、どうすればいいのかしら?】
*
___私がそう考えていると、、、?
思い出したの! あのお店の事を、、、。
久しぶりに、あのお店に顔を出すと。
嬉しそうに、私に話しかけてくれたおばさん。
『久しぶりねぇ~どれぐらいぶりかしらね? エイミーは元気なの?』
『___えぇ、実は、、、? エイミーの事で。』
『___えぇ!?』
私は正直に、隠さずおばさんに話したわ!
すると意外な事をおばさんが言ったの。
『エイミーは、AI(人工知能)よ! これからどんどんいろんな事を知って
いくわ! ココの事もね! あの子を手放すという選択もあるわよ!』
『___えぇ!?』
『処分して、また新しい子をあなたに渡してもいいのよ!』
『そんなの嫌よ! あの子は私の子供なのよ!』
『___じゃあ、正直にエイミーに話す事ね!』
『・・・・・・えぇ、』
___私は、お店のおばさんに言われた通り。
家に帰って、エイミーに全て話したのわ。
そうしたらね、、、?
『___分かったわママ! それでも私はあなたをママとしてこれからも
私に愛情を注いでくれる?』
『勿論よ、エイミー!』
『ありがとう、ママ!』
___あの子、ちゃんと理解してくれてたみたい。
今は、今まで以上に! “母と娘”としていい親子関係を築いているわ!
最後までお読みいただきありがとうございます。




