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あなたの手でその子に、愛情を注いであげて下さい。

作者: 七瀬
掲載日:2019/10/25




私は、47歳ずっと未婚で一度も結婚もせず。

私は男性を見る目もなく、ことごとく男性との“縁”を逃してきたわ。


それに、、、。

この歳になって、子供を産んでおけばよかったと。

何度! 後悔した事か?


自分の血が繋がった子供が今、欲しいと思っても。

私は、既に47歳で子供が授かるにはかなり難しい歳になっている。




___そんな時だった。


私は通りすがりに、見つけたお店で【子供を育ててみませんか?】

という看板を見つけたの。


___私は、ふらっとそのお店に入ると?


『いらっしゃいませ~ どうぞ! ゆっくり見て行ってくださいね!』

と優しそうな50歳半ばのおばさんが私に話しかけてくれたわ。


___私は店内をゆっくり見ていたの!

いろんな可愛い人間の赤ちゃんのお人形が、たくさん並んでいたわ!

みんな一体ずつ、それぞれ違うのが私にもよく分かったのよ。


そして、私はあるところで足を止めたの!


『わーあ! 可愛い~私に少しだけ目が似ているわね!』

___つい、私は声が出てしまい。


お店のおばさんが、また私に話しかけてくれたのよ。


『___この子、欲しいですか?』

『___えぇ!?』

『じゃあ、先ずはレンタルします? 1年間保証とその後、、、。

もし?  あなたがこの子を欲しいと思えば、無料で差し上げますよ。』

『___本当ですか!?』

『___えぇ!』

『じゃあ! レンタルします!』

『どうもありがとうございます! この子を可愛がって、大事に我が子の

のように愛情を注いで育ててあげてくださいね!』

『___でも、この子? お人形ですよね?』

『いいえ! 頭にAI(人工知能)を埋め込んでいます。どんどん学習して

あなたが愛情を注げば、ちゃんとした人間の子供のように成長しますよ。』

『___凄いわ!』

『“全ては、あなた次第なんですよ!”』

『___はい!』



私は、この子を家に連れて帰り、名前も付けたの。


『貴女の名前は、エイミーよ! エイミー私の愛する娘。』


私が、お人形を抱きかかえてそう言うと、、、?

ゆっくりとエイミーの目が開いたわ!


・・・と次の瞬間! 勢いよくエイミーが泣き出したのよ!

【ウギャーーーーーーーウギャーーーーーーー!!!】

【___えぇ!?】


『お腹が空いたのかしらね? ミルクを作って飲ませてあげるわね!』


___私は早速! ミルク作りを始めたのよ!

人肌ぐらいのあったかいミルクを作って、エイミーに飲ませると?

美味しそうに、ゴクゴクと飲みだしたの。


【・・・まるで! 本当の人間の赤ちゃんみたい!】




エイミーは、日に日に人間の赤ちゃんのようにいろんな表情をするように

なったわ! 夜泣きもするし! 駄々もごねる。

病気にはならなかったけど? よく泣く元気な女の子なのよ!




こうして、、、。

エイミーは、大きくなっていったわ。


この子の為に、私はこの子を“養女”として育てる事にしたのよ!


『愛する娘! 私の可愛いエイミー! ずっとずっとママが貴女の傍にいる

からね! 私がたった一人の貴女のママなのよ! どんな事があっても...。

ママがエイミー 貴女を守るからね!』


___私は、毎日夜寝る時には必ずこう言って! エイミーをギュッと抱きし

めて、あの子をベットに寝かせたのよ。



目に入れても、愛おしい娘エイミー。

エイミーは、私の気持ちに応えるように優しく綺麗に育っていったのよ。



___エイミーが、小学生に上がると、、、?

シングルマザーの私と二人きりのエイミーは男の子から、からかわれる

事があったのだけど、、、? 


芯の強いエイミーは、はっきりと男の子達にこう言っていたらしいわ。


『確かに、わたしのママはシングルマザーだけど! たくさんの愛情をママは

私に注いでくれているわ! あなた達に何か言われる事なんか! なんにもな

いだからね!』

『・・・でもさ~お前の母ちゃん! 結構、歳喰ってんじゃん!』

『___ママは、わたしを歳を取って産んだって言ってたわよ!』

『本当の“お前の母ちゃんなのかよ!”』

『___そうに、決まってるでしょ!!!』




___学校でそんな事を言われたらしいのよ。


『ねえ、ママ?』

『どうしたの? エイミー。』

『ママは、“本当のわたしのママよね?”』

『___誰がそんな事を言ったの?』

『学校の男の子だよ!』

『エイミー、貴女は何にも心配しなくていいのよ! 私の愛する子。

エイミーは私の子供よ。』

『___うん!』



でもね、、、?

エイミーは、AI(人工知能)が頭に埋め込まれている私の子。


知能が高ければ高いほど何でも直ぐに分かってしまうみたい。


『___ママは、本当のママじゃない!!!』

・・・とうとう、エイミーにそう言われてしまった。



【___これから私は、どうすればいいのかしら?】





___私がそう考えていると、、、?

思い出したの! あのお店の事を、、、。


久しぶりに、あのお店に顔を出すと。

嬉しそうに、私に話しかけてくれたおばさん。


『久しぶりねぇ~どれぐらいぶりかしらね? エイミーは元気なの?』

『___えぇ、実は、、、? エイミーの事で。』

『___えぇ!?』


私は正直に、隠さずおばさんに話したわ!

すると意外な事をおばさんが言ったの。


『エイミーは、AI(人工知能)よ! これからどんどんいろんな事を知って

いくわ! ココの事もね! あの子を手放すという選択もあるわよ!』

『___えぇ!?』

『処分して、また新しい子をあなたに渡してもいいのよ!』

『そんなの嫌よ! あの子は私の子供なのよ!』

『___じゃあ、正直にエイミーに話す事ね!』

『・・・・・・えぇ、』



___私は、お店のおばさんに言われた通り。

家に帰って、エイミーに全て話したのわ。


そうしたらね、、、?


『___分かったわママ! それでも私はあなたをママとしてこれからも

私に愛情を注いでくれる?』

『勿論よ、エイミー!』

『ありがとう、ママ!』



___あの子、ちゃんと理解してくれてたみたい。




今は、今まで以上に! “母と娘”としていい親子関係を築いているわ!





最後までお読みいただきありがとうございます。

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