移動中...
遅くなってすいません!
速く投稿できるようにします。
「そういえば僕しかパラレルワールドを引き剥がす。つまり移動できないんじゃないのか?」
「いえ、既に行ったことがある世界には行くことができるんです」
「そうか。そういえばなんか酔う気がするんだが?」
「はい。少し時間がかかりますし、他の世界を避けなければいけませんから」
そうか。当たったらどうなるんだろう?
「その世界に取り込まれます」
「怖いな。そういえば、殺された回数が一番多いのは魔王じゃないのか?」
「はい。よくある質問です。魔王になる人は大体がドッペルゲンガーが居ない場合が多いのです。まぁ、助かっていないという世界が多い為ですね。」
そうなのか。助かっていない世界...か。
僕が壊したのは296個だな。
「そんなにも気にしないでくださいよ。」
「え?296個よりも世界を壊したのが多いのもいるのか?」
「いや滅ぼした世界の数では桁が一つや二つは違いますが、壊れた世界の中ではましですからね?」
やっぱり桁が違うじゃないか。
ましってことは?
「ましっていうのは酷さのことです。他の世界なら人類全て死亡とか氷漬けですよ。
ですがあなたの滅ぼしたものは全て一国がなくなったくらいですよ」
それでもやばいな。
「しかも、なくなった国といっても悪い国王がいるところだったりだとか、元々劣悪な環境だったんです。はっきりいって逆に良くなったくらいです」
「それでも、殺した罪は消えないだろ?」
「まぁ、一般的にいえば消えたことにはなりませんが、拒否することもできるんですよ?」
え?そうなのか?
「神様の数え方は1柱って数えるんですけど柱の数、神力ともに最強無敵を誇る日本神がどんな手を使っても償わせます。つまりその拘束を逃げ切れる人のみ償わないでいいんですよ。強さでいったら世界を丸ごと消滅させることができて目的の人以外を全て再生させることが出来るくらいですね」
...は、はは、乾いた笑いしか出てこない。
「そろそろつきそうですね。心の準備は大丈夫ですか?」
「おう!」
自分たちは世界に取り込まれた。
296分の1つ目の世界に。