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パラレルワールドの君へ。  作者: ジャンケン敗者
4/8

強くて、ニューゲーム

これはあくまで持論でファンタジー風に書き換えています。

これは正解ではありませんので気をつけてください。


「そのパラドックスっていうのはいったいなんなんだ?」


「すごーく省略してお話すると『矛盾』みたいなものですね。まぁ有名なのが親殺しのパラドックスですよね。これはご存知かと思いますが?」

「あれだろ?時間遡って親殺したら自分は生まれないけど、生まれなかったら殺せないよなって話だろ?」

「まぁそんな感じです。では問題です。

パラレルワールドへ行って同じことをしたならばどうなるでしょう?」

「パラレルワールドなら不干渉だから何も起こらないんじゃないのか?」

「そうです。『何も起こらないんです。』

こちらの世界では。」


こちらの世界では何も起こらないだろう。

常識じゃないのだろうか?


「本当はこの世界と違う世界はほとんど一緒なんですよ。ほんの何ミクロンくらいしか厚みは無いんです。ですが何ミクロンも重ねたら膨大な数になりますよね?」


そのとおりだが。


「つまりあなたが行ったのはその膨大な先の向こうに行ったんですよ。本来人間は何個かは移動しているんですよ。知らないうちに。ドッペルゲンガーがそれですね。ですが何ミクロンくらいなら変わらないでしょう?」


そりゃそうだろう。


「ですが人間で何ミクロンは致命的です。

それが296個ですよ?そりゃバグッたりしますよ。」


何が言いたいのだろう?


「つまりあなたは重ねすぎた。バグッて強くなり過ぎていったんです。」


は?どういうことだろう?


「あなたは初めに行った時は魔法は使えましたか?」

「いや使えなかったが?それがどうしたんだというんだ?」

「そのまま死にましたよね?」


そのとおりだが何故知っているんだろう?


「あなたはその時初めて使ったんですよ。その『パラレルワールドへ引き剥がす』能力を。そのあとは使えるようになりましたよね?魔法を」


確かに、使えたが順応しただけなのではないのだろうか?火の玉くらいしか出来なかったぞ?


「おかしいんですよ、それが。転移した人間がそんなにもすぐに魔法が使えるわけないんですよ。現地の人でもまちまちですしね。」


そうなんだ。剣と魔法のファンタジーだと思っていたら剣の確率高すぎるだろ思っていた理由はそれだったのか。


「それにあなたは死ぬごとに強くなっていきました。まぁいわゆる『強くて、ニューゲーム』的な事ですね」


...何時どこかで聞いた事がある気がする。

まぁいいか

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