知ってしまった
「探してたってなんで?」
タメ口だが気にしない。
「それはあなたが昔とある世界を助けるために使った能力の為ですよ」
...とここまで聞いたらアタマオカシイコみたいだが生憎僕には心当たりがあった。
「僕の『パラレルワールドへ分離する』という能力の為かい?」
「そうそう!それです」
その能力は300回ほど使わさせてもらったが。
「正確には296回ですがね」
こいつは心が読めるんだろうか?
不思議系女子だな。
「そんなの読めるわけないでしょう」
「行間を読みすぎだ。あとなんでその能力を使ったならどうなるんだ?」
「あなたは勘違いしているんですよ」
どういうことだろう?便利すぎたことか?
「あなたは生きていますが、パラレルワールドへ引き剥がされた世界はどうなっていると思いますか?」
どうって、僕が死んだ世界なんじゃないだろうか?
「そのとおりです。つまりあなたが死んだ世界は助かっていないのですよ」
「は?」
つまり、僕は一つの世界を救うために296個の世界を滅ぼしたって言うのか?
そんなわけー「ところがどっこいはっきり言って滅びました。魔王様って奴のせいでね」
「というわけで助けに行きましょう。
あなたが滅ぼした296個の世界を。
まぁ、パラドックスやらなんやらあるんですけど、それは次話で」
「メタ発言をするな」
どうしても説明が多くなってしまいますがよろしくお願いします。