壱ノ壱 騙し合い 化かし合い
五章はちょっと流れが特殊で嘉神一樹→時雨驟雨→嘉神一樹→宝瀬真百合→嘉神一樹の順番になっています
ではみなさん本編をよろしくお願いします
狩生武、坂土素子、林田稟。
俺が殺さなくてはならないこの三人は中学校時代のクラスメイトである。
中学2年から3年の途中まで一緒のクラスだった。
その中で俺が最初に殺すと決めたのは狩生武だ。
殺す順番は命の無価値さとでもいうか……なんというか。
この三人の中でこいつだけは殺しても全く良心が痛まない。
というか死んだ方が良い人種。
デメリット・メリット無い状態で殺るかどうか聞かれたら俺はYESと答える。
夏休みの宿題は先に終わらせておくタイプだが今回はちょっと例外。
残りの二人に少しでも長く生きてほしい。
まあ、存在を消されるんだから無意味だと言えば無意味な気がするが。
それでも尚、俺の中であいつらは生きている。存在し続けている。
ほんの一週間かもしれないが意味が無いわけじゃないはずだ。
その為に残り時間を増やすために、狩生武をさっさと殺す。
豊穣町。
九州のとある地方にある田舎。
田舎といっても貧困ではなく、農業を中心とした産業が盛んで個人で何億の資産を持っている家もある。
俺が豊穣駅についたのは、16時頃。
狩生の家を知らないので周囲の人に聞き込み。
途中、元担任の先生にあった。
「田中先生。お久し振りです」
「えっと……あっ」
思い出してくれたようだ。
「まだ教員を続けていらっしゃるのですか?」
「ひぃいいいいいい」
走って逃げられた。
「待て!」
逃げられる理由に心当たりはないが、追うしかない。
ピークを過ぎた中年の男の体と成長期真っ只中の高校生、どちらの足が速いかと聞かれたら後者と答える方が一般的だろう。
ただ田中先生は速かった。
それこそ化け物から逃げる時の様に全身全霊をかけて走っていた。
こっちも全力で走れば追いつけないことは無いし、全速力で走っているなら持久戦に持ち込めば追いつけるのだが、そんなことしている暇ないので
「反辿世界」
おなじみの反辿世界で『世界』を止めた。
田中先生の襟を掴む。
そして止められる限界。
今の限界は2秒か。
「ぐへ」
襟をつかんだことにより喉を圧迫する形になった。
「田中先生。お話が」
「や、来るなあ! ぼくはもう先生じゃないんだ! 来ないでくれええ」
本当に失礼な人だ。
「そうですか。でも聞きたいことがあるんです。答えてくれますか。答えてくれるんだったら話しますから。答えないと話しませんから」
「は、話す! 話すから!」
田中先生から狩生の住宅のありかを聞いた。
「ではまた」
「…………」
返事が無いと思ったら失神していた。
地図通りにむかう。
「ここだな」
お屋敷。
衣川家の様に大豪邸とは言わないが十分お金持ちの家に組み込まれるクラスだ。
ちゃんと門には『狩生』と書かれた表札がある。
同姓というだけかもしれないが、その時はもう一度探せばいい。
ひとまず見つけた。
ここが『狩生 武』の家。
インターホンを鳴らす前にストレッチ。
深呼吸を三回。
目を閉じる。
いくか。
インターホンを鳴らす。
出るか出ないか、この間が長い。
出ないかと思った矢先
「どちら様ですか?」
狩生武の声だ。
多分。
一年以上も聞いていないと確信をもってこいつといえなくなるな。
「嘉神一樹だ。ちょっと話したいことがあるんだが入れてくれないか?」
断られたら強行突入する。
「入れよ。門も玄関も空いてるから」
あらら。気苦労。
それにしても門はともかくとして玄関にも鍵をかけていないなんて不用心すぎるんじゃないだろうか?
「応接間で待っていてくれ。場所は入って右手側にある襖の中だ。甲冑がある部屋がそこだから」
言われた通りの場所に向かう。
「玄関から右に行ってっと」
襖を開けた。
八畳の畳部屋。
天井と床までの高さは4メートル。
真ん中に正座をして座るタイプの机が一つ。
入って前方には吹き出し窓。
左方に襖。これをはずせば一六畳の部屋に早変わりするのだろう。
右方に鶴が描かれた掛け軸。良い一品だ。
価値はどのくらいか分からないが。
そしてそれより目を引くのが、目印にと言われた鎧兜。
漆塗りで黒光りしているさまは見るものを圧倒させるまさに至高の逸品だ。
両隣には弓と日本刀。
どちらも良く出来ている。
いや……出来過ぎている。
これ本物じゃないか?
手に取って確かめようとしたところで。
「どうした」
後ろから狩生が。
「これ良く出来てるって思ってな。本物か?」
「ああ。死んだ爺の趣味だ。名刀で買ったら五百万するらしい」
「ひえー」
いい品といったがこんなものに五百万を費やす神経を庶民の俺には理解できない。
で、狩生武の紹介を。
中肉中背、しかしながら顔はそこそこ良く、俺が転入して来た時はクラス一のイケメンと呼ばれていたらしい。
中学時代は剣道部で全国に行ったこともある。頭もクラスの中では良い方。
世間から見ても十分な勝ち組になるのだろう。
中学生時代は。
「ちょっとお前と話がしたくてな。ご両親は?」
「今日は帰ってこない。今一人だ」
これで目撃される心配はなくなったわけだ。
念を入れ周囲の様子を認識するギフト八目十目を使う。
誰もいないことを確認。
テーブルを挟んだ状態で座る。
今この状態でシミュレーションをしてみた。
反辿世界で2秒止める。
鬼人化で襲う。
殺しきれるかどうかぎりぎりな所だ。
「話って何だ」
狩生は持ってきたグラスに二人分のお茶を注ぐ。
ただ、俺は手を付けない。
「……最近お前が元気にしてるか気になってな。お節介かもしれないが気になるものは気になるんだ」
「そんなこと聞くためにわざわざ来たのかよ」
当然俺はそんなことないし狩生も思っていないだろう。
メープルはシンボルを与えたといった。
その際、俺の時みたいに接触した可能性が高い。
更に予想を飛躍するなら、俺が殺しに来ているとも伝えているかもしれない。
「単刀直入に聞く。お前は自称女神様に変な能力貰って、俺が殺しに来るって言われなかったか?」
だったらそれを利用するまでだ。
「…………」
「沈黙は肯定とみなす。よく聞け狩生。それは罠だ」
「どういうことだ? 」
くらいついてきたか。
「少し話が長くなるが聞いてほしい。そいつは『能力を作るギフト』を持っている」
「…………」
「信じられないくらい恐ろしい能力だが本当の話だ。自分のことを神様といいたくなるのも頷けるよな」
電車の中で揺られながらどうやって殺せばいいか考えていた。
こいつがどんなシンボルか分からない今、下手な行動は得策とは言えない。
考えた結果、不意打ちに落ち着いた。
しかしそうなるとネックになるのはあの女神メープルの存在である。
戦いを望んでいるあの女神は、不意打ちであっけなく終わるという展開を望まないだろう。
もう一度言うが俺が殺しに来ていると伝えている可能性が非常に高い。
そんな中不意打ちは不可能ならば、油断させた後にやればいい。
人間は前に言われたことより後に言われたことの方が印象に残りやすい。
今回はそれを利用しよう。
ぎりぎり間に合うかどうかの所なんだ。少しでも不意をつければいける。
「ただその能力には一人につき一回しか使えないという制限がある。たとえばAさんに空を飛ぶ能力を与えたらもうAさんに火を吹く能力を与えることは出来ないんだ」
信じられない現実を少しはマシな嘘で塗り固めてやる。
「それこそ信じられない。そんなことしていったい何の意味がある」
「話の途中だ。疑問は終わった後聞く。ただ俺はあの女じゃないので答えたことが正しいとは限らないが。続けるぞ、その与えられた能力を便宜上『シンボル』と呼ぶ。お前の言う通り他人に能力を与える行為には一見すると何も意味が無いと思える」
ちらりと狩生を見る。
まだ信用していない。
「先ほど俺は『能力を与えるギフト』と言ったが、正確には違う。『能力を宿すギフト』と言った方が正しい。確かにシンボルは宿主となった人間に力を与える。だがそれと同時に命を奪っていくんだ」
「……」
「使えば使うほど植物、いやカビの様に宿主から命を奪い取り、やがてバンッ」
手を思いっきり叩いた。
これには理由があって今現在狩生が俺をどう思っているかを確かめるため。
結果はすぐに立ち上がった。
まだ信用は得られていないか。
「脅かすなよ」
苦言を呈する。
それでもいい。一瞬だけ油断させそこをつけば俺の勝ちだから。
ボロさえ出さなければ何度だってチャンスはある。
「一定回数使えば、宿主となった人間は死ぬ」
「…………」
「爆発したシンボルは、オリジナルつまりは自称女神に戻っていき、その女神様はデメリット無しで成熟したその能力を使うことが出来るんだ」
2時間かけて作った俺のオリジナルストーリーはどうだろうか。
芥川賞待ったなしだな。
「これで分かっただろ。なんであの女神がお前に能力を渡したのか。答えは簡単だ、自己の為」
「…………質問をいいか」
「好きなだけ聞いてくれ。納得してくれるよう努力するから」
ここからが大一番。
下手な嘘をつけばその時点でおじゃんだ。
「おれは何回か能力を使ったがどこも体調に変化なかった」
「それについてはある意味あの能力の恐ろしいところだ。まるでくも膜下出血のように命を虫食むんだから」
「何回使えば死ぬ?」
厄介な質問だ。少なすぎる回答をしてこいつがそれ以上使っていればアウト。
多すぎるとこのストーリーが成り立たないのでアウト。
こういう時は曖昧に答えよう。
「人による。ある人は十回くらいで、ある人は百回使っても大丈夫だった」
「…………」
まずまずと言ったところか。
「じゃ、一番おれが気になった質問をする。なんでお前がここに来た? 」
その質問はすでに予測済みだ。
「俺のギフトだ、お前は知らないかと思うが実は俺ギフトホルダーで――」
「口映し(マウストゥマウス)だろ? 」
こいつ…………知ってやがる。
「それもあいつに?」
「ああ。キスした相手の能力を使えることが出来るようになる。現在16個の能力が使えるんだったよな?」
あの女神俺の能力をこいつに教えていやがった。
「そう。その口映しこそがあの最低最悪の能力を破るキーなんだ」
すこし予定は変わったが計画を変更するまでではない。
このまま押し切らせてもらう。
「俺も詳しく仕組みは分からないが、どうやら俺のギフトとあの女神のギフトは互いに影響する」
「影響って何だ」
「シンボルが定着する前に持ち主が変わったら、そのシンボルは消滅する」
実際はそもそも出来ないらしいが。
「だから狩生。俺とキスしてくれ。そうすればお前のシンボルは破壊される」
「は?」
多分ここで不意うてば成功しただろう。
ただ俺にも照れがあった。
いざ行こうとした時は、すでに狩生も警戒態勢を取り直していた。
「人間っては弱いもので、一度力を手にしてしまったら失わない限り使い続けてしまう。だから駆除させてくれ、そのシンボルを」
シンボルの破壊を目的としてきたということにする。
完璧。どこも違和感ない。
「頼む、俺はもうシンボルの所為で死ぬ人を見たくないんだ」
頭を下げる。ただし目線は外さない。
「おれが死のうが死ぬまいが関係ないだろ。お前にとっては」
そうだな。その通りだ。むしろ死ね。
「そんなひどいこと言うなよ。確かに俺と狩生との仲は決して良好とはいえなかった。競いはしたし喧嘩だってした。お互い罵り合ったり嫌なことだってやりあった。でもさ、殺し合う仲じゃないだろ」
俺は両手を広げて敵意なんて無いアピール。
「俺は今までシンボル持ちと8人あってきた。うまく回収できたこともあったし無理矢理破壊したこともあった。でも中には救えなかった人もいる。知ってるか? 人間が内側から爆発するとどうなるか。肉片は周囲10メートルまで吹き飛び、死体に原型が無くグロ肉しか残らない、その瞬間を親が目撃してもこんなの自分の子供って認めない有様。悲しいだろ。俺も悲しい」
そろそろだ。
そろそろ油断が来る頃。
「頼む。後生だ。3秒だけでいい。1度だけでいい。俺を信じてほしい。それでも信じられないなら俺のためだと思ってくれ。俺の為にお前を救わせてくれ」
もちろん嘘です。救いたいなんて思ってません。
「……わかった。99%信じた」
「そうか。だったら――――」
「ただ100%じゃない。お前のギフトに口約束を守らせるギフトがあったろ? 」
「躾けられた支配者か? じゃこうしよう。嘘をついたら俺は自分の喉を掻き切る」
使ってない。ただの口約束。
元の持ち主(忘れた)が使っていた戦法と同じなのが癪だが。
「どうだ。100%信じてくれたか?」
「ああ。信じたよ」
「だったら――」
「ただあともう1%欲しい」
「……」
「100%は信じた。ただ保険が欲しい。実験したいんだ」
「実験?」
「おれを101%信じされる為、このお茶を飲んでくれ」
指さしたのは先程俺に渡した茶。
「なぜだ?」
「おれも実は能力者だったんだ」
「シンボルのことか。だがやめろ、下手をすればあと一回使ってもアウトだ」
「違う。ギフトだ」
な……ん……だと……。
「お前が実は能力者だったのと同じ。実はおれもギフトホルダーだ」
自分が能力者と気づかずに一生を過ごす人間だっているって話があるくらいだから、あり得ない話ではないのだが。
「へえ、で?」
「おれのギフトは嘘から出た果実。毒を盛るギフト」
「そんなこと聞いて、出されたお茶を飲めるわけないだろ」
「最後まで話を聞け。この能力、発動条件が特殊すぎるんだ。だから検査で引っかからなかった」
今俺の頭の中はハッタリという言葉でいっぱいである。
「一度しか言わない。このギフトは誰かが液体を飲む直前にその人が最後に口にした言葉が嘘だと毒を盛ることができる」
「……!! 」
「その毒が何なのかはおれが決める。アンモニア・サリン・水酸化カリウム・ヒ素・青酸カリ・シロシビン・ボツリヌストキシンなんていうありとあらゆる毒を、劇薬を、盛れる」
「嘘は止めろ!! いきなり自分が能力者で、たった今ここで都合のいいギフトを持っているだって!? あり得ないそんな事!! 」
ハッタリだ。いくらなんでもこれはハッタリだ。
「だったら嘉神もギフト使えよ。『さっきの話が嘘だったらおれは今すぐ舌を噛み切る』」
「 ! 」
「おれは言ったぞ。確かに言った。約束した。確かに約束した。それをお前はどうとる、嘉神? 」
ハッタリじゃない。いくらなんでも無謀すぎる。
「飲まないのか? それとも飲んだら毒殺されてしまうから飲めないのか? 」
まずい、やはりあのギフト持っていない方がましだった。
持っていなかったら俺も信じられないと言い訳ができたのに。
落ち着け。冷静に考えろ。
「飲むよ。飲めばいいんだろ。ただその前に約束してくれ最初からこのお茶に毒は入っていないんだな? 」
「信じられないならまた約束しようか? 」
「……いや本音を言うとこの躾けられた支配者を信頼しちゃいない。だからさ、先に飲んでくれないか。そうすれば信じられる」
「おーけー」
丁度半分飲み干したか。
「次は嘉神だ。その前に言え。あの話は本当だと」
「…………」
何が100%信じるだ。全く信じていないじゃないか。
警戒心パラメーターがあったら狩生のそれは振り切れているだろう。
こんなことされたら不意打ちなんて出来っこない。
だがそれでいい。
完全に警戒しているからこそ予想外のことをされたら驚くというものだ。
「当然だ。俺は生涯嘘なんてついたことない。さっきの話もお前を助けたいと思っていることも全て本心だ」
一気飲み。
するのと同時に動かないギフト氷結の女王を発動。
茶を構成している分子の動きを止めた。
物質の状態を決めるのは温度ではない。分子の動きだ。
動きが速ければ気体となり、遅くなるにつれて液体個体となっていく。
今俺は凍らせた。
混合物は氷になりにくいが、それはあくまで融点が変化しているだけ。
動きを止めればどうということは無い。
普通の毒物ならば、凍らせたところで体内に取り込んだらアウトだ。
しかし、あいつの毒はギフト。
あいつは自分の能力を『液体』に毒を盛るといった。
嘘はついていないのは確認済み。
『液体』しか盛ることはできないなら『個体』にすればいいだけの話。
簡単に自分の能力をばらすからこうなるんだ。
「な!? 何で死なないんだ!! 」
動揺。
俺がちゃんと飲み干しているかを確認するため一瞬だが警戒は俺からそれた。
このタイミングでいいだろう。
「反辿世界、鬼人化」
爪を喉に突き刺し、首を刎ねる一手前。
「じゃあな狩生、お前にしては中々よかったよ」
『世界』が活動を始まるのと同時に、狩生の首が宙を舞った。
狩生の死体は、最初はピクピク動いていたがもう動かなくなった。
掛け軸は血に染まり、鎧兜にも右半分に血がついて辻斬りしたあとのようだった。
不意打ちは成功、狩生にシンボルを使う暇なんて与えなかった。
「やっぱりな。真顔で言われたからちょっと本当じゃないかと思ったが、予想通りだ。相変わらず最悪だよ、お前」
「 ! ?」
狩生の声。
「馬鹿な!! 」
死体が動いた様子はない。
呼吸を確認するが当然ながら止まっている。
「八目十目!!」
周囲を感知するが、誰もいない。
何処にも気配はない。
なのに……なんで?
「探しても見つからねえよ。ぜってえ見つかんねえ」
声がする方向は分かる。
俺の前方だ。
している場所も分かる。
俺の目の前だ。
だがいない。
見えない見つからない。
「雷電の球」
前方にいるのなら直線攻撃をすればと考え即実行。
が、球は素通りした。
「あたんねえよ」
「どこにいる狩生……!」
答えてこない。
本気でどういう能力だ。
間違いなく殺した。はっきりとそれは言える。
では霊となっているのか?
否だ。俺は霊を見ることが出来る。間違いなく霊の類ではない。
カチッ
金属同士がぶつかる音。
兜の隣にあった日本刀が空中に浮き消えた。
ますますわからない。
幻覚か?
「相当焦っているな。教えてやる。おれが神からもらったシンボル、お前を殺すためのシンボル、おれがおれであるためのシンボルを!!」
狩生武は
俺の敵は
叫んだ。
自らの恨みを押さえず
愛しき恋人を殺された被害者のような叫び。
ただの絶叫。
王の処刑を望む民の様に一心不乱の絶叫。
「幾許と重ねられた世界は並行世界を移動することが出来る!! お前を殺すシンボルの名だ!! そして狩生武!! お前を殺す人間の名だ。覚えておけ化け物」
次回更新は参日後の土曜日