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チート戦線、異常あり。 作者:いちてる

2章 宝瀬真百合とコロシアイ

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反辿世界 3

後半リョナ注意です(笑)
 そう何度も回廊洞穴クロイスターホールは成功せず、過去最大の失敗だった。

 左腕が取れてしまった。

 血が噴き出す。ショック死しそうだ。

「きゃあああ」

 聞いたことのない女の子の声が聞こえる。

「死ねよ」

 飛鳥部が、自分のギフトで一年を殺そうとしている。

「ストップストーップ。殺しちゃ駄目ね」

 近くに落ちていた左腕を拾いながら、俺は一年の飛鳥部の間に割り込む。

 どうやら間に合ったようだ。

「どけよ。一樹。いややっぱ動くな。風鈴禍斬ウインドブレーカー

 風を操る能力とは分かっている。

 つまり柳動体フローイングのカモだ。

 相次いでの回廊洞穴クロイスターホールで疲れている体力を回復させた。

「それがお前のギフトか!一樹!!!」
「そう。この世全ての力を打ち消し力の糧とする。それが俺の柳動体フローイングだ」

※違います

「相性が悪いと思わないか?どうだ飛鳥部?別に俺は戦いに来たんじゃないんだ。話だけでも聞かないか?」

 飛鳥部相手は大丈夫だ。相性が良すぎる。

「…………目的は」
「とりあえず、全員をこっから生きて出すことかな」
「出来るのかそんなこと?」
「さあな。今んとこ最高十人だ」

 今回は何人だろうか。

 いや、今回は全員だったな。

「頼む飛鳥部、協力してくれ。それと一年。先輩からの命令だ。生きたければ協力しなさい」

 みんな俺に賛同してくれた。

 良い感じだ。後は適当にやっても助けることが出来る。



 成功率が低いため、回廊洞穴クロイスターホールは使わない。徒歩で早苗たちに会いに行く。

「それで一樹。お前は未来から来たんだな?」
「そう。俺も初めて過去に来た。正直ワクワクしてる」

 危ないと分かっていても、楽しまずにはいられない。

「俺の知っている歴史じゃ、一年全滅だったからな」
「え?じゃあ、まーちゃんは今どこに?」

 まーちゃんとは天谷真子のことだろう。

「衣川早苗と一緒にいるはずだ。ということは、君が天谷の言うみーちゃんか?」
「はい。暦美砂こよみみさと言いますです」

 暦美砂ね……変な名前。

「えっと…………確かこの辺りに……おーい、四楓院せんぱーい。そこら辺にいますか?」

 記憶では向こうからやって来たはずだ。

「何で分かったんですか?わたくし気配を完全に消していたはずですのに」

 思っていた所より、遠かったな。

「四楓院先輩。宝瀬先輩とかいますので、一緒に行動しませんか?」

 パーティーどんどん増える。




「やっほー。生きてますか宝瀬先輩」
「遅いわ。嘉神君」

 先輩と合流できた。誰もかけてはいないな。

 あとはほぼ出来レースなのだが、一つだけ回収しておかないといけない問題がある。

 俺たちの体内にある解毒剤の件である。

 あれを飲まないと死んでしまうが、解毒剤を得るためには誰かの腹を割かないといけない。

 そこでだ

「早苗、少し話がある」
「うむ?」
「あと他の人はそっちの部屋にいて。二人で話したいから」





 二人きりになって俺は俺が未来からやってきたことと、毒の件を話した。

「それで、これからどうするのだ」

 俺の考えは

「早苗、お前が俺の腹切れ」
「は?」
「お前が俺の腹を切って解毒剤を回収。その後俺が鬼人化で傷を治す。完璧だろ?」

 ていうかそれ以外全員が生き残る方法はない。

「……一樹。お前は勘違いしているぞ」
「なにが」
鬼人化オーガナイズについてだ。あのギフトは確かに自身の回復能力を著しく増加させる。だがそれはあくまでも肉や骨に対してだ。五臓六腑は作用しない」

 なんと。

 確かに言われてみれば今までは全部手や足の怪我で治していたな。

「やっべ………」

 これは、本当に一人殺す必要があるのか?

「……だが鬼神化オーガニゼーションならば話は別だぞ。あれならば心臓と脳以外再生可能なのだ」

 おお。それなら安心だ。

「だが断る」

 俺は早苗を傷つける気はない。

「しかし一樹、それ以外に方法はあるのか」
「………ない」

 格好つけてあれだが確かにない。

「それにお前は医大を目指しているのであろう?だったら私の胃がどこにあるか分かるはずだ」

 いや、そのために医大目指してたわけじゃないんだよ。

「それに、今は時間もないのであろう。ならばやることはもう決まっているぞ」

 本気で悩んだが、結局俺は早苗の言う通りにした。





「始める前に確認しておくぞ。一樹も分かっていると思うが鬼人化オーガナイズは身体能力回復力、それに感度も上がる。つまりとても痛いのだ」

 うん。本気でさっき腕が取れたときは痛かった。

「そしてこれから私は鬼神化オーガニゼーションを使うわけだが、当然感度も上がっている」
「具体的には」
「10倍だぞ」
「死ぬんじゃね」
「大丈夫だと思うぞ。私たちは母の折檻に慣れているだろう?」

 うん。そうだけどな……あくまであれはネタの範囲であり、実際は関係ないと思うが。

「それに、あまり時間をかけていられないのであろう?」

 そうだった。あいつらその気になれば毒ガスをばら撒けるからばれないうちにさっさとやる必要がある。

「だから早くなのだ」

 早苗は着ていた服を脱ぐ。

 いい体だ。

「何をじろじろ見ているのだ」
「いや。正しいところじゃないと無駄に傷付けるだろ?」
「そうだが、恥ずかしいぞ」
「恥ずかしいって、これからお前の(腹の)中全部見るのに恥ずかしがっては世話無いだろ」
「だが……」
「ああもううるさい。さっさとやるからな。覚悟決めろ」
「ま、待て。まだ心の準備が」

 もういい。こうなってしまったら勢いでやるしかない。

「刺すからな」

 鬼爪で、早苗のお腹をサクリ

「ひぐっ」
「こら、まだ入れたばっかりだろ。暴れるな」
「いだい……」

 刺した所から血が流れる。深い意味はない。

「力抜け。入れにくいだろ」
「だが一樹……もう少しゆっくり……」
「ゆっくりしてたら(解毒剤を)出せないだろうが」

 俺は早苗の中に一気に突っ込んだ。

「ひぎゃあああああああ」

 くそ。なかなか見つからない。

 俺は手を掻き回した。

「ぎゃああああああああああああ」

 よし。あった。

「今から抜くからな」

 早苗に返事はない。

 彼女は失神していた。

酷いものを書いた気がします。
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