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チート戦線、異常あり。  作者: いちてる
7章後編 プロジェクト ノア
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箱舟か宝船か

真百合さん、頑張る。




 あの人を知っているおれからすれば、対応が早過ぎることは考慮することじゃねえ。

 十分にあり得る。だがそのやり方が問題になる。


「なぜだ。苦しまない理由は察しがつく。恐らく宝瀬嬢も超悦者スタイリストになれたからだ。一瞬でテレビ局に移動できた理由も想定がつく。超悦者スタイリストで移動したからだ。だがその両立はあり得ん! 何をしたんだ小娘!?」


 罪人のいうことにおれも同意する。


 あの人は下手をすればいつきすら超える存在。超越者をもっていてもおかしくはねえ。

 だから生きていても不思議じゃねえし、持っているなら好きなように移動もできる。


 だが移動するってことはフリーになるため、ダメージを受けるのが必至。


 それこそ、実はギフトを持っていない、なんてことがない限りおかしい。


『あなたがどうやってギフトホルダーをこんな目にあわせたのか教えてくれたのなら、私も話してあげるわ。英雄改め破壊者さん』

「…………」


 これを聞いている人がいたのなら騒然とするに違いない。

 宝瀬さんは今はっきり、この件の犯人が支倉罪人だと告げたのだから。


『あら、やっぱり否定しないのね』

「否定などするものか。これは聖戦だ。ギフトホルダーは滅ぼさなくてはならない」


 支倉罪人も自分がやったと自白する。

 人類の英雄が大量殺戮を実行したという事実が公にされた。


 常人ならば呆気にとられ身動きすら取れなくなっちまう。


 そんな恐ろしい状況だが、宝瀬さんは淡々としていた。


『多くの人が知らないでしょうから自己紹介が必要よね。

宝瀬グループ当主、宝瀬剣の体調不良により、宝瀬グループ臨時当主宝瀬真百合が、全世界の人類に向けて指示を出します。支倉罪人の言葉に耳を貸してはダメ』


 優雅にそして高潔に告げるその人は、かつておれが入学式でみた、ああ、この人にはきっと勝てないと思ったその人だった。

 カリスマ性ならあの人は支倉罪人にも負けてない。むしろちょっとだけ勝てそうとすら思える。


 あの人ならきっとこの状況を――――




 いや待てよ。すっげえ頼もしかったけどいつき死んでるじゃん。


 知ったらそれこそやばくねえ?


 一瞬でパニックに陥りそう。


「何を言うか。もう終わりだ。アンビ、あいつを映せ」


 目線の先にはいつきの死体が転がっている。


「こいつらを見ろ。これが敗者の姿だ。超者ランク18位の時雨驟雨は屈服し、なにより超者ランク3位の嘉神一樹は死んだ。これをみて小娘が何かをできると思うのか!」


 ああ、やばい。何か話の流れでこっちに飛んできた。

 とある国がEU脱退したときのFX為替を始めてみる時のように、恐る恐るあの人を見る。


『ふっ、ふふふっ、ふふふ』


 やっぱり。案の定壊れそう。

 あ、目のハイライトが……! ああ、光が消えた!!


『良いことを教えてあげるわ。大切なことだからよく聞きなさい』


 宝瀬さんを少しながら知っている人がいるのなら、たぶん冷や汗が止まらなくなっている。




『神は死なない』




 全国放送ですごいことを言い出したぞ、この人は。


『英雄は死ぬ、勇者だって死ぬ。でも、神は死なないし、仮に死んだとしても必ず復活して私達の前に現れる。神は決して滅びない』


 いつきが神様扱いされているのを全国放送で流して平気なのかという不安があるんだが、頭悪いからそこらへんあんまわかんねえ。


『人はいつか必ず死ぬ。不死の薬があろうが、死なずにはいられない。でもだからって今を生きない理由にはならない』


『この放送を苦しみながら見ている人、苦しんでいる人を眺めながら見ている人、そもそも何が起きたかわかっていない人、後で録画されていたものを見る人。いろんな人がいて

いろいろな考えがあると思う。だからこれから私は当たり前のことしか言わない』


『でもその当たり前ですらわかっていない人が大勢いるから今ここでこうして伝えないといけないの。だから耳を傾けるだけでもいいからよーく、聞きなさい』


『人は死ぬ。首を絞められて、頭を殴られて、心臓を撃たれて死ぬ。とってもとっても簡単に死ぬ』


『けれどそれでも生きるようにできている。苦しくたって辛くたって死にたくなったって人というのは生を求める。だから――生きることこそが正しい』


『苦しいでしょう。でもその気持ちは死にたいんじゃなくて、生きたいから苦しいの。死ぬほど苦しいんじゃなくて生き足掻いているから苦しい。このことを絶対に間違えちゃいけないの』


『死ぬのはダメ。死ぬのは何よりも恐ろしい。死は救いなんかじゃない。それは私が保証する』


『今これを眺めながら苦しんでいる人。自分を振り返えってみなさい。人は一人じゃ生きられないんだから必ず大切な何かがいるでしょう。家族や友人、恋人。ひょっとしたらペットかモノかもしれない。そのために生きなくてはならない』


『そしてそれでも、自分に何にもないっていうのなら----』


『私がいる』


 それはもはや魔法だった。

 いつきが同じようなことをいってもなびく人は少なく、おれが同じことをいっても誰も聞いちゃくれねえだろ。


 だがあの人ならばそうなる魅力(APP19)がある。


『分かったのなら生きるために足掻きなさい。これは命令よ。その苦しみから救われるために、結局は生きるしかないんだから』


 ここで初めて、目線がずっと倒れているいつきから離れて、ぐっと目を閉じる。

 今までずっと視線はいつきに向いていたのは、たぶんおれしか気づいていない。


『10分、10分以内で終わらせる。あとはすべて私達に任せなさい』


『その間私が求めるのはあなたに求めるのはたった一つ』



『苦しみを――――愛しなさい』



 25面すべてあの人が映し出された画面全てが、一度ブラックアウトし、1つの大きな画面に切り替わる。



 何がすごいってあの人がした演説には、本心が無いってことだ。


 口八丁でいい言葉を続けて、今苦しんでいる人を一時的に勇気づけ、最悪の発想にむかないようにした。

 多分超悦者スタイリストの作用もあるかもしれねえが、おれにはさっぱりだ。


「ありがとよ宝瀬センパイ」


 おれもおれで勇気でた。


 やっぱりあんたすげえよ。

 世界が滅ぶかもしれねえってのに、絶望も恐怖も感じさせない。


 だからおれもここでくじけちゃいかねえ。


『あらやだ。お礼を言う暇があったらさっさと5分くらいで決着をつけなさい。早ければ早いほどいいわ』

「それはちょっと無理が、っていうかそんな事を公共の電波で発信して平気なのかよ」

『もう配信は切っているわ。そこの支倉本社にしか繋げていない。これがほんとのテレビ電話ってやつね』


 演説最中に手が見えなかったと思ったら、スマホを使って色々な所に指示を出していたのか。


『それとずっと黙っていてよかったの?』


 演説を邪魔しなかった支倉罪人に問いを投げかける。


「儂が邪魔しなかった理由は二つ。儂もパニックを起こしたくてこの計画を立てたわけじゃない。儂よりも一時的にパニックを抑えられる者がいるなら、邪魔をする理由などどこにもない」


「それにどのみち変わらん。小娘の言葉で多少の猶予は生まれただろう。それがどうした? それはあくまでこれから改善する見込みがある場合に限る。もうこの盤面は崩せない」


 たしかに現実は厳しい。

 仮に戦うとしておれは防御だけで戦わないといけないのに対し、支倉罪人は走攻守全てつかえる。


 そもそもどうすりゃこの盤面を動かせることすらもおれは分かっちゃいねえ。


『そうかしら? 私が見るにこの盤面は、とっても弱いわ』


 ただ天才はおれとは違う何かが見えている。


『何かおかしな施設はなかった? 壊されないようにそこだけ厳重だったとか』

「ありました」


 150階、アンビが共存のギフトを使ってまで守った施設。

 ピエロのクーフィス、苦手意識によって意識は別の所に向いたが、考えてみりゃあ心臓はそこにある。


 その中にいた男のギフトは、中毒になるギフト。


『それと、他の人間が苦しむだけなのに彼が死ぬというのも考えると、答えはおのずと出てくるわ』


 そういやそうだ。

 超悦者スタイリスト抜きにしても、いつきの精神力が常人より下回っているとは考えられねえ。


 だが即死したという事実はここにある。


 考えられるのは複数の能力を持っているから、苦痛も十倍に膨れ上がった。

 中毒症状がでる10倍20倍の薬を服用したら、そりゃ死ぬ。


「つまりおれが超悦者スタイリストを解除しても、即死にはならねえ」


 逆に言うなら放心している嘉神さんも危うい。


『そうね。つまり一瞬だけどあなたには猶予があります。覚悟があるならその施設を破壊しなさい』


 おれの多少の汚染は視野にいれるべきか。


「50階分降りるのに果たしてどれくらいの時間を使うのか。まあ、10分ですめばいいのう」

「ふふ、分かっていてとぼけるのは滑稽になるだけよ。降りる必要が無いわ。落ちればいい」


 落ちる?


 ああ。そういうことか。


 いつきは天井に穴を開けながら先に進んでいった。


 階段を降りるならば1階につき数十秒だが、落ちるならば1秒足らずでいい。


 50階分だから……1階の高さを大きく見積もって10mとして、飛び降りたら重力加速度を10にして運動方程式で解くと、500=1/2×10t^2でtは………………えっと…………10秒か。


 10秒で目的地にたどり着ける。


 そりゃ普通なら死ぬが、防御しながらならばノーダメージ。


「それと嘉神一芽」

「    」

「はあ。使えないわね。いったいどこまで他人を失望させれば気が済むの」


 負け犬というか、ハエが集った死んだ犬を見るかのような目をしている。たとえじゃなく、過去で一番近いのはあの白い部屋事件初期にあの人がいつき以外に向ける冷徹な目をしている。

 冷酷冷血冷淡。


 今は少し落ち着いたが、そう言う人だというのを思いなおさせられた。


「これで2回目・・・でしょ。しっかりしなさい」

「…………!?」


 意思を失った目が、驚愕をもって色づいた。


「だいたいね。彼がこのまま死ぬわけないでしょ。ギフトが復活したら鬼神化オーガニゼーションでも雷電の球ライジングボールでも使って蘇るに決まっている」


 確信をもってセンパイは告げる。

 まるでいつきが死ぬのを見るのは、慣れているかのように。


 ただ何でそれで生き返るのかは分からないが。


「何勝手に諦めているの。家族愛を謳うのなら、足掻きなさい。絶望するのはまだ早いわ」


 そうだ。まだ終わっちゃいねえ。


「ふっはは。大変だろう。分かるぞ。儂も覚えがある。使えない輩を扇動するのは」

「…………」

「すまん。もう少し黙って聞くのもそれはそれでよかったが、あまりにも滑稽さに笑いをこらえることが出来んかった、許せ」


 おれらの会話を黙って聞くだけだった男が再び間に入ってくる。


「友情、努力、何より希望。使えない者を扇動するのにこれほど便利なものは無い」


 同じ頂点に立つ者として通じるものがあったかもしれない。

 そして何より、彼女はそれを否定しなかった。


「ところで、なぜ儂があいつから殺したと思う」

「――――ヘイトを稼がれたでしょう」


 あいつの行動が読まれまくりだが、この人なら出来て当然ともいえる。

 実際いつきヘイト稼ぎまくったもん。


 あんな罵詈雑言を続けられたら、誰だって狙いはあっちにいく。


 ほんと、振り返れば振り返るほどいつきがやったことは正解に近づく。


 やっていることは下種なのに。


「つまらん冗談はよせ。分かっているだろう。ステータスだけで考えるならあの男は後回しにするべきだ。なぜならば超悦者スタイリストの使い方が最も下手であり、シンボルなどという能力すら持ち合わせていない。この状況に持ち込んだ時、奴はステータスの上では無力だったに違いない」


「だがそれよりも恐ろしいものがあった。200年生きてきたが、まれに確かに存在する。勝つべき存在。それがあの男だ。その男を確実におとせるのなら、残りはもはや誤差の範囲」


「あくまで小娘は、こいつらが儂を倒すという前提の話をした。悔しいが嘉神一樹ならばあり得る。そこは認めよう。だがそこの出来損ないと凡夫でどう儂を倒す」


「嘉神一樹は自分から攻めに来た。自身の意思でここにきた。だが小僧、貴様はどうだ。誰かに言われて誰かと共にいるためここにいる。ただなんとなくきた小僧に――――」

「舐めるなよ。支倉」


 考えるより先に口が出てしまった。

 でもそれは間違いなんかじゃねえ。


「あんたの言う通りだ。おれはあいつよりもセンパイよりも弱い。ここに来た理由だって師匠に行って来いって言われたからだ。そこまで強くねえし、意思だってここじゃ下から数えた方が早えよ。だがよ―――」


「あの人に恩を返したかったのは紛れもねえ事実なんだ。そこは絶対曲げられねえ」


 おれが今こうしているのはあの人のお陰だ。


 学費のことだけじゃねえ。もっと前のことだ。


 誰にも言ったことは無いし、たぶんあの人も忘れている。


 義理の親共はおれをまともに育てず家庭内暴力を行った。

 このピアスは、痣を隠すために自分からつけた。


 誰の目からも虐待は明らかだったが、義父が銀行員で、本当の親がギフト過激派だったため、口答えできる立場の人はいなかった。

 宝瀬センパイを除いては。


 小学生のおれをたまたま見て虐待に気付き、金の力を使い土下座させて謝らせた。

 両親にプライドなど無く、そうすれば出世するようにあの人が口添えするためだけに本心なく頭を下げ、虐待を止めさせた。


 笑いながら土下座をする大人を、朽ちた虫を見るような目をおれは忘れない。


 強く孤高の人だと思った。途中思い違いだと思ったが、やっぱ今再び強い人だと思いなおす。


 おれはセンパイに義理を通す。もらった恩は返さないといけない。そのためにここに来た。


「ほう。目が変わった。この場に相応しくないのは出来損ないだけ、か」

「…………かもな。だがオレも思い出したよ」


 ぬるりと嘉神さんは立ち上がる。


「ここで何もしなかったら結局おれはあの時とかわっていない。折角いろんな人にもらったチャンスをここで捨てるわけにはいかない」


 この人もこの人で、多分なんか抱えている。

 それをおれは聞く気もないし、聞いても答えないだろうからなおさら聞かねえが。


「腰巾着にも意思はあったか。それともただ単に持ち主を変えただけか。まあいい。何度も告げるがこの状況を覆すなどは不可能だ。ギフトを使えず、超悦者スタイリストも守りに入るだけ。儂は小僧らを倒してもいいし、弄って時間稼ぎをしてもいい。シンボルがある? この天我は例えシンボルだろうが打ち消して見せようぞ」


 一理はある。意識を変えど状況は絶望的。

 しかしそれは一理だけ。


 どのみち退路はない。ここで退けばギフトが滅びるのは確定なんだ。

 あの人のことを抜きにしても、結局はこいつを倒さないといけない。


 世界を救うのに0.1%でも可能性があるのなら、命かけるのには十分すぎる。


「絶対にお前を倒す」


 わざわざこれを本人に向かって、言うべきことでは無い。

 だが自分に言い聞かせるつもりでいった。


 絶対に倒さなくちゃいけねえんだ。

 狂った英雄をおれ達が退治しないといけねえ。


 そもそも勝てないから挑まねえってのを認めてしまえば、おれは一生いつきに挑む権利すら与えられねえしな。


「私からする最後のアドバイス。誰だろうが知らないってものには対処しようがない」


 ここでいう知らないモノ。

 多分それはシンボルの詳細。


 シンボルはあると知っていても、それがどんな能力なのか分からねえはず。


 いつきですらおれから明かさなければ、気づかなかった。


 混沌回路カオスチャンネル――性質の付与


 無理して一回、限界超えて二回。


「じゃあこれから私も私でやらないといけないことがあるから……――まあ、頑張りなさい」

「――――!!」


 まさかあの人にねぎらいの言葉を貰えるとは思ってもいなかった。


「やってやろうじゃねえか」


 最強はいつきで、最兇は神薙さんで、最高は王陵君子で、最幸は月夜幸で最優はセンパイだ。

 おれには最なんて言葉は向かねえ。


 一番にはなれないし、なれなくてもいいって思ってる。


 ただ数回大切な所で自分の意志を通せれば、それでいい。

 その一回が、今ここだ。


「アンビ。復旧はまだか」

「いいえ。もう出来た。どうするの?」

「放送を垂れ流しておけ、儂はこれからこいつらを倒さなくてはならん。ギフトホルダーに絶望を味わわせる」

「わかった。御爺様、頑張って」


 そういや、なんでギフトホルダーを滅ぼそうとするのか聞いて無かった。

 だがもうその時間は無い。


 一刻も早くあの施設をぶっ壊さないといけねえ。


「表ランク18位、時雨驟雨」

「裏ランク4位、嘉神一芽」

「戸籍無し、ランク外、支倉罪人」


 目の前の英雄をこの手で倒す。


「「「――――いざ、参る」」」




 主人公がいない方が、みんな生き生きとしている。どういうことなの?


 真百合さんは嘉神君が関わらないとやる気でないしなにもしないけど、嘉神君と関わらなかった時期の方が圧倒的に強かった。敵キャラが味方になると弱体化する法則。


 それと次は神様サイドの話です。この章で一番重要な所、話の核ですのでどうか楽しみに待っててください。


 最後にネタバレヒントとして神薙信一とギフトの意味を残して

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