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チート戦線、異常あり。  作者: いちてる
7章後編 プロジェクト ノア
163/351

神薙×神薙×神薙

パ○プロ楽しいなあ。

少し遅れましたが、それが原因です。

 負けました。

 はい。


 戦闘描写なんてありません。


 フルボッコにされました。


 体は何とか動きますが、動きたいとはちっとも思えません。


 シュウも父さんも倒れて動けなくなっています。


 俺達の自爆に近いとはいえ、事実上たった一人で1桁と2桁3人を相手した支倉クーフィス。

 大金星どころか超新星クラスの働きをしたのですが


「ええ……」


 喜びもせず困惑してます。

 でもそれも仕方のないことだと思います。


「おめ○は~〇めこはいねえか~」


 こんなのを自分が作りだしたと思うと、末代まで頭痛が遺伝するでしょう。


 失礼、支倉は今宵で滅ぼしますから関係の無いことでした。


「少し落ち着いた。生きてるかー」

「いちおう、でも死んだほうが楽なんじゃねえのか?」

「オレも、なんとか」


 全員息があるだけでマシだと思うべきか。


「どうする? おれあの人たちに勝てるビジョン全く思い浮かばねえ」

「実は俺に一つ良い考えがある。この状況を打破する、とっておきの秘策だ。だがそれには父さんの力が必要だ、手を貸してほしい」

「本当か? オレは何をすればいいんだ?」

「気を引いてくれ。ちょっとだけでいい。1秒だけあの3人を相手してくれれば十分」

「あの人に1秒稼ぐなんて、かなりの無茶ぶりだろ」

「こういっちゃなんだが、弱点があるだろ? そこをつけばいい」

「弱点?」

「自称108個ある弱点の一つ、どうしてもネタに走るってやつだ」

「ネタって…………」

「脱げ。そして一発芸をしろ」


 きっとそうしたら相手してくる。


「そんな馬鹿みたいなことをオレにやれと?」

「あれに挑む方が馬鹿馬鹿しいって思わないか? 俺はそう思う」

「おれもそう思う。いつきの言うことは一理あるんじゃねえか?」

「分かった。なんか一発芸をすればいいんだな」

「ああ。父さんの雄姿一生忘れないでやる」

「出来れば今回に限っては忘れてほしい」


 作戦は決まった。

 後は成功するだけ。


「1番嘉神一芽、替え歌歌いまーす」


 替え歌か。一発芸としてはありきたり――――――ん? 替え歌??


>権利者の許可を得ない替え歌の掲載に関しましては、

>翻案権・同一性保持権の侵害として対応対象となります。

>ご注意ください。


 アウトオオオ…………!!!

 まずい……! 今回に限って神薙さん、さっさとやっちゃってください!!


「ったく、ろくなことをしない」

「仕方ない。ここは大人が一つ」

「教育をしないとなあ?」


 神薙―ズは、ある意味初めて能力を使用した。



「「「少年の日の空想ヘルマンエッセイ 異性に惚れられる能力

裡での小槌ノンディクリース 出しても出しても減らない能力

吊莫迦フィッシュサイト 大量の能力

器何学模様サークル・テニス 空洞にナニかを入れこむ能力

全属光沢ミステリーライト 大切な所が見えなくなる能力

両性生活アンフィビアンライフ TSする能力

月に寄り添うムーン乙女の服装クロスライト コスプレさせる能力

羽毛の脇ストレスプリーズ くすぐったくする能力

誤休憩ファイブサウザンド 好きな場所に連れ込む能力

無感傷シーチキン 恥ずかしさを感じさせなくする能力

瞬間沸騰機メタボリックポット 頭がおかしくなる能力

小児法務チャイルドセンター ロリもしくはショタにする能力

美女は野獣ビューティーモンスター 美醜反転する能力

池沼海フェアリーフェリア 常識を改変する能力

屈服する深紅ノーマルクリムゾン 屈辱が快感に変わる能力

狩備ホルモン 男女比を操作する能力

四頭の番犬ワンワンワンワン 四つん這いにさせる能力

青海平和ブルーピース 指をVの字に固定する能力

悪感兵アヘンソーサラー 常に舌を出させる能力

猿真似頭首ヘッドポスト 顔を赤くする能力

連鎖正雪スノーチェイン 鎖をつける能力

麻呂合点エルフオーク 寝取る能力

限界未踏ガンゲイルプリズム 寸止めする能力

やる気のない警官モノノーポリス 通報されない能力

純潔の天使フォーエバーエンジェル 18歳にする能力

開拓師アメリカン 開発がうまくなる能力

文冬センステンスウインター 感度を上げる能力

二人は戦士なりプリティーキュア 好きな所から性器を生やす能力

日向ごっこデイクリムゾン スマホで操作する能力

禁断の果物バインドマインド 締まる能力

好作品事ゼヤーイズアブノーマル ガバガバにする能力

庵の呼吸シスターブレス 咥えさせる能力

方位地震アースモーター 振動の能力

喜界体操ヘルパーメッセージ マッサージがうまくなる能力

結婚危険日デンジャラスマリッジ 妊娠させる能力

交際安全日ジェネコンドーム 避妊させる能力

一夜の恋人パラメータコントローラー 好感度を弄る能力

雨の血洪水ブラッティーシャワー 汁が湧き出す能力

五十九次ニーズモンブラン 呑み込ませる能力

雨晴ウェザー 貞操概念を逆転する能力

兎に軽くラビットボール 発情の能力

普段水着ダークネス 悪堕ちの能力

真実はその胸飾の中にハートオブネックレス 一番困ることを自白させる能力

極堕ヘルクリムゾン 屈服させる能力

兄の構成員セカンドソーサラー 特定する能力

騙された真紅オールウェーズクリムゾン 本来の力が出せなくなる能力

蹴球小僧サックボーイ 便器にする能力

忠衛戦争アヘンウォーズ 中毒にする能力

生娘の公爵ヴァージンロード 恥ずかしいことを言わせる能力

一時停止写真シャッターチャンス 恥ずかしいポーズを取らせる能力

御主人様と及セイマスター 強制的にご主人様と呼ばせる能力

自信をもってマイセルフ 自己紹介させる能力

自分から脱ぐのかアイアムヒデ 装備を自分から外させる能力

主のいない十二月パラダイスラストムーン 語尾を決める能力

四方のない人ウォルターワイフ 浮気しても許される能力

昇格奴隷サクリファイススレイブ サディストになる能力

免罪主人メインマスター マゾヒストになる能力

癌日アウェイクン 性癖を目覚めさせる能力

手の込んだ自殺キルキルセルフ テクノブレイクさせる能力

文化の極意セルフマッサージ 玩具を使いこなす能力

兎の亀甲タートルラビット 好きなように縛る能力

混乱狂喜トラブルマッドネス ラッキースケベをする能力

酒池の事実ジンウォッカー 泥酔させる能力

無職武生グッドシーウィード 雰囲気を作る能力

愛守貞あいすてい 睡眠薬を盛る能力

菊一円字フィフティーコイン 催眠術の能力

血抜きされた骸骨スケルトンスカル 透明になる能力

半永眠ブリザードスリープ 起こさない能力

遅すぎた目覚めアフタヌーンサンデー 我にかえす能力

色あせた眼モノトーン 抵抗する気をなくす能力

優秀な玉子スクランブルエッグ 卵を産ませる能力

俺の子を産めコンセプション 異種族でも孕ませる能力

逆らえない権力者キングレイド 強制服従の能力

雪水花チェリースノー 乱れる能力

九十九霊ホワイトゴースト 憑依する能力

決壊師ダムシム 漏らさせる能力

世界踏破ミンミンダンス ノリノリで踊らせる能力

誠の言葉ハイスクールデイズ バッドエンドに導く能力 

報道の自由ハエテレビ 撮影を拒めない能力

気楽な主人公ロンリーヒーロー 親が交通事故でいなくなる能力

不思議の国の囚人アリスオブプリズナー 媚薬を作る能力

権力を持った僧侶ヒールヒーラー 急所を踏む能力

零と一の境界ピタゴラス スイッチを入れる能力

能吏炎上プロトコルブログ 忘れられなくする能力

逆らわない精神フォローミー 強迫すると従ってくれる能力

春風の逆襲ダークスプリング 完堕ちの能力

二軍の覇王トリプルエー キスが上手くなる能力

星から落ちた王子様プリンセスビデオ 理想の相手を作る能力

女男雇用均等法セクショナルハラスメント 断面図を見る能力

猥賂セロ レーティングを変える能力

葬魔討ライディングマシン 過去の体験を振り返る能力

昇竜腱ライズワイバーン 触れただけで昇天させる能力

画功処理コラージュバトン 画像を加工するとその通りになる能力

女帝伝説エンプレスブレイド 衣装だけを破壊する能力

悪魔の尻尾デビルテイル 敏感な所を増やす能力

血塗られた家系オーバーフロー 近親に欲情させる能力

美少女万毛鏡ユーザーズヒロイン 処女のままでいさせる能力

血塗られた十字軍クロスジャンヌ 処女を復活させる能力

決して届かぬ理想郷ユートピアネバーランド 絶対領域の能力

有名3211ランボーダンス 同人誌の能力



以上100個」」」



 あ、総てスルーします。


 でも無事手数は稼いでくれた。


 こんな当て馬をシュウにやらせることになったら、罪悪感で胸が痛むから父さんにしか頼めなかった。そう言う意味で無事役目を果たしてくれたのだが、いくらなんでも替え歌を唄おうとするのは無いだろ。


 恥を知れ。それと利用規約を読め。


 まあいい。無知で恥知らずな父さんをこのまま置いていってもよかったが、流石にそれでも今のはかわいそうだったので連れて帰ってやる。


 偕老同穴クロイスターホールで移動。

 シュウと、倒れて涙を流しながら泣いている父さんを掴み逃げた。


 目的地はあそこしかない。


「どうでもいいが、庭に勝手に入るのは不法侵入だぜ」

「ああ」


 シュウは納得してくれたようだ。


 このどうしようもない事態に有効な作戦なんて一つしかない。

 神薙さん本人に倒してもらおう。


「あんたが悪いんだから責任をとれ」

「前々から思っていたが、嘉神一樹。俺より性格悪いだろ」

「冗談は寝てから言え」


 公正公明の嘉神君を性格悪いなんて言うなんて、どんなに性根が腐ってるんだろう。


「おい起きろ」

「ん……うわぁ! 神薙さんが4人に増えた!」


 いわれてみれば。

 これぞほんとの地獄絵図。


「折角だから、相打ちを希望したい」

「…………オレも頭をかそう」


 苦手意識だろ? つまり冗長もできるってわけ。


「やれ……! ステータス無視しろ!」


 その能力、元があの人だって父さんが自白してた。

 つまり持っていていいはず。


「ついでに適当な能力100個使って倒せ!」


 さっき使った能力が仇になったな。

 自分で自分を苦しめろ。


「はあ」


 ベシ。と効果音がなり気が付いた時には偽神薙ズが倒れていた。


 い、一撃?


「あれ?」

「嘉神一樹。時雨驟雨。お前達は勘違いをしている」

「何を?」

「何を思おうが、その空想や妄想の中で俺を倒せるわけないだろ」

「いや、倒されろよ」


 俺だって妄想の中でくらいになら…………????

 何をどう頑張っても倒せないんだけど。


 どういうことだ。


 頭おかしいんじゃねえの。


「そういう仕様なんだ。この俺は」

「仕様って……」

「今はどうでもいい。そんなことよりこんな真夜中に叩き起こすなんて常識というのが足りないぜ」


 げげげ、微妙な正論を…………


「正当な報復を与える権利が俺にはあると思うんだが」

「無い。帰る。じゃあね!」


 そう言えば今さらになって気が付いた。

 首から種を取り除けばいいじゃん。


 気が付いてしまえば簡単なことだった。


 やはり所詮は『論外』。超悦者スタイリストで何とかなる。

 今回は偽神薙さんが召喚されたという雰囲気で流された俺達のミス。


 集団心理って怖いね。


 シュウと父さんの種も抉り取って神薙さんに投げつけ、スタコラサッサと逃げ出した。


 ただ逃げる際ちょっとだけ気になったことが。


 苦手意識の種をあの人に植えつけそれぞれ別の形に変化した。


 その姿を全部確認する余裕はなかったが、特徴だけはちらっと見えたのだ。


 早苗のような奴と、真百合のような奴と、全く知らない白金の女。


 あいつらは一体何なんだろう?




 それとだがピエロの支倉クーフィスは逃げられた。


 今度会ったら必ず殺す。


 細胞一つ残してもらおうと思うなよ。


次回から章が終わるまで常にシリアスです。

再三言いますが、能力を作るより名前を決める方が圧倒的に大変です。

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