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プロローグ

 自分は「自分」が嫌いだ。

大した努力もせず。

大した優しさも、心遣いも持っていない。

大した夢も希望も持ち合わせていない。

自分がしたいがままに生活をして。

惰眠を貪って、起きて、決められた服を着て、ただ生きている。

 「自分」なんてなくて、他人の顔色を伺いながら、嫌われないために用意したテンプレートを何度も使って会話をする。

 「いいね」「分かる」「すごい」どれもこれも、「自分」には使ってやらない言葉達。

 自分にはまだ、その資格はない。

 いつ、その資格が貰えるのかは分からないけれど。

 まずは君にあげるべきだと思う。

 自分が、「自分」よりも大切に想う君に。この言葉達をあげたい。

頑張って前を向いて、必死に生きる君に。

誰に対しても優しく振舞い、他人の小さな変化も見逃さない君に。

進むべき道を日々探して、毎日を楽しく生きようとしている君に。

 今日も自分は「自分」を閉ざして生きる。

 絶対に、他人に、君には知られたくないから。

 

 

 

 

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