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エマと魔法使いのレオン 〜魔力を与えられた少女〜  作者: 希羽
第四章 ヴァルディア

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96. 二日後

 闘技大会の決勝戦から二日が経った後、エマが目を覚ました。視界がぼんやりとし、意識が戻ると、そこはヴァルディアの王宮内にある医務室だった。


 目を開けると、ベッドの横にひざまずいていたルナが大きな声で叫んだ。


「エマ! 大丈夫か!?」

「ルイ……」


 エマがゆっくりと目を動かすと、ルナは感極まったように彼女の手を握りしめ、顔をくっつけるようにして抱きついた。


「良かった……! 本当に良かった……!」


 その時、医務室の扉が開き、現国王の息子、セドリックが顔を覗かせた。彼の表情には安心と喜びが混ざり合っている。


「目を覚ましたのか! 本当に良かった……! 君が回復するまで、心配でたまらなかったんだ」


 セドリックは一歩踏み込むと、手に持っていた飲み物をエマに差し出した。


「これを飲んで、しっかり休んでくれ。ほかに必要なものがあれば、何でも言ってくれ」

「ありがとうございます……」


 エマは力なく微笑みながら、その手を受け取った。


 セドリックはしばらく黙ってエマを見つめ、その後、静かに話し始めた。


「エマ、君が完全に回復したら、ゆっくり話をしよう。君がしてくれたこと、感謝してもしきれない……。国王を救ってくれたお礼をしたいんだ」


 その言葉に、エマはふと疲れたように目を閉じたが、心の中では安心と安堵の気持ちが広がっていった。

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