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エマと魔法使いのレオン 〜魔力を与えられた少女〜  作者: 希羽
第四章 ヴァルディア

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83/207

83. 開幕

 ついに、ヴァルディア・コロシアムでの古代魔法具『フレア・ソルヴィール』をかけた闘技大会の日がやってきた。


 ルナ(ルイ)とエマはコロシアムへと向かう。ルナは出場者だが、彼女の初戦は明後日であるため、今日はエマと一緒に観客席に座ることにしていた。


 大会の規模の大きさに、エマも少し興奮気味だったが、ルナはどこか余裕の表情を浮かべている。


 コロシアムに到着すると、すでに多くの観客が集まり、熱気が満ちていた。さまざまな出場者が控え室で準備をしており、興奮した声が響き渡っている。エマはその光景に目を奪われながらも、心の中で静かにルナを応援していた。


「すごい人だね……」

「ああ。だが、優勝は俺だ」


 エマは少し緊張を感じながらも、ルナの言葉に安心し、観客席に腰を下ろした。


 やがて、会場の空気が一変し、場内の灯りが暗くなる。実況のおじさんの元気な声が響き渡り、観客たちは期待に胸を膨らませる。


「さぁ、皆さん! ついに始まりました! ヴァルディア・コロシアム、古代魔法具『フレア・ソルヴィール』をかけた闘技大会! この大会で勝ち残った者が、その手に『フレア・ソルヴィール』を手にすることになります! 実況は私、ジャックがお送りいたします! さぁ、最初に登場するのは、この大会の主催者であり、ヴァルディアの現国王、カレド・オルヴァン陛下による開会の挨拶です!」


 会場が静まり返り、金色のローブを身にまとった国王が、ゆっくりとステージに登場する。彼は堂々とした姿勢で、観客に向かって手を挙げ、穏やかな声で挨拶を始めた。


「皆さん、本日はこのヴァルディア・コロシアムでの闘技大会にお集まりいただき、誠にありがとうございます。この大会は、単なる競技ではありません。『フレア・ソルヴィール』という古代の力を宿した魔法具を巡る戦いであり、私たちの未来をかけた戦いでもあります。私は、参加者全員が全力で戦い、最もふさわしい者がその力を手に入れることを願っています。皆さんもその戦いを見守り、力強く応援してください」


 国王が手を挙げると、周囲の空気が一変した。コロシアムの中央に、結界に守られたフレア・ソルヴィールが浮かび上がり、その輝きに場内が沸き立った。観客たちは息を呑み、その姿を見守る。


 「フレア・ソルヴィール。本物だな」とルナが呟く。


 国王の挨拶が終わると、観客席から拍手が沸き起こった。


 その後、実況が試合のルールについて説明を始める。


「さぁ、試合のルールについてご説明いたします! 試合はバトルロワイヤル! 各ブロックごとに、出場者は魔法や武器を駆使して戦っていただきます! 武器や魔法具の使用は自由ですが、魔法精霊の召喚は禁止ですので、ご注意ください!」


 エマはその言葉を聞き、少し驚いた。魔法精霊は禁止と言われても、武器や魔法具を使った戦いがどれほど激しいものになるのだろうか。


「各ブロックで勝ち残った1名が、次の決勝戦に進むことになります。さぁ、それでは試合が始まる前に、出場者たちを確認しましょう!」


 実況の声に合わせて、大きなスクリーンに出場者の顔が映し出される。どの顔も真剣そのもので、各々が自分の力を信じて戦いに臨んでいることが伝わってきた。


「今回は、なんと1011名もの出場者が集まりました! これほどまでに多くの挑戦者が集まるのは、まさに前代未聞です。すべての試合が白熱した戦いになることでしょう! 試合は間もなく開始されます! 皆さん、戦いの始まりを楽しみにしてください!」


 その言葉とともに、会場全体が一気に高揚し、ついに闘技大会がスタートした。

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