表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エマと魔法使いのレオン 〜魔力を与えられた少女〜  作者: 希羽
第三章 グレイシャルム

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

70/207

70. 襲撃

 エマとルイは雪深い山道を麓の方へ向かって歩いていた。


 冷たい風が容赦なく吹き付ける中、エマは手に入れたフロスト・ソルヴィールを胸元に大事にしまいながら、次の目的地のことを考えていた。


 その時、ルイが足を止めた。


「どうしたの?」


 エマが尋ねると、ルイは険しい表情で遠くを見つめていた。


「街の方から、5人こっちに向かってくる」

「……5人も?」

「フロスト・ソルヴィールを狙っている可能性が高い。街へ戻るのは危険だ」


 ルイは静かに言い、エマの手を引いた。


「次の目的地へ移動する」


 その場を離れ、別の方角へと進み始めた二人だったが、突然、空気を切り裂くような音が響き渡った。次の瞬間、遠くから巨大な火球が二人めがけて飛んでくる。


「ルイ!」


 エマが叫ぶより早く、ルイが素早く手を上げ、魔法陣を展開した。火球は魔法陣に当たると同時に砕け散り、雪の中に消えた。


「間違いない、フロスト・ソルヴィールが狙いだ」

「ワープで逃げるのはどうかな?」


 エマは急いで尋ねたが、ルイは首を振りながら静かに言った。


「いや、一度話をしてみる」

「え? どうして?」


 エマは驚きながらもルイを見つめた。彼がこんな状況で交渉を試みることは珍しい。しかし、ルイの視線は前方の森に向けられていた。その先には、はっきりとした魔力を放ちながらこちらに近づいてくる5人の人影があった。


 やがて、その中の一人の顔が見えた瞬間、エマは目を見開いた。


「リーナ……?」


 エマの脳裏には、さまざまな疑問が渦巻いていた。 ルイは一歩前に進みながら低く呟いた。


「リーナが何者なのか、これでようやく分かりそうだな」


 次の瞬間、5人組が姿を現し、その中心に立つリーナが冷たい目で二人を見つめた。


「ルイ、エマ、あなたたちもフロスト・ソルヴィールが狙いだったのね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ