表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エマと魔法使いのレオン 〜魔力を与えられた少女〜  作者: 希羽
第二章 マーレディア・アカデミー

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

38/207

38. アルカナ・ユニオン

 エマがルミナス・カレッジに戻ると、コモンルームではソフィア、フィンと、同級生のオスカー・レンフィールド、リリー・アーベルの四人が魔法のトランプに熱中していた。


「エマ、疲れた顔してどうしたの?」


 ソフィアがカードを片手にエマを見上げた。


「色々あってね……」

「ふーん、まあそんなことより、一緒にトランプしましょうよ!」

「……うん、次のゲームで入れて」


 エマは微笑みながら椅子に腰掛け、少しずつ疲れがほぐれていくのを感じた。


 「ところでさ、聞いたか?」オスカーが顔を上げ、皆に向けて声を張り上げた。「来月、アルカナ・ユニオンに魔法連盟のアレクサンドラ・ヴァレンスが来るらしい!」


 「え、本当?」ソフィアが驚いた顔をする。「さすがアルカナ・ユニオンね。魔法界で最も影響力のあるディベート団体だけあるわ」


 「すごいよな!」フィンがトランプをシャッフルしながら話を続けた。「しかも、ヴァレンスがディベートに参加する可能性もあるって噂だぜ。これは見逃せないだろ!」


 「エマも行くよね?」リリーが優しく尋ねた。


 エマは一瞬言葉に詰まったが、意を決して答えた。


「行きたいけど……実は私、短期留学に行く予定なんだ」


 「短期留学?」ソフィアが驚いてカードを落としそうになった。「どこに行くの?」


「マーレディア・アカデミー。学長に言われてね。もっと対人魔法を鍛えたほうがいいって」


 「えーっ! 寂しくなるじゃん!」フィンが大げさに肩を落とした。


 「でも、それってすごいことよ」リリーが目を輝かせながら言った。「あの学校で学べるなんて、貴重な経験になるわ」


 「そうだな、帰ってきたら俺たちにも新しい魔法を教えてくれよな!」オスカーが笑顔でエマに言うと、場の雰囲気が少し和らいだ。


 エマは皆の温かい反応にほっとし、疲れた顔の中にも自然と笑顔が浮かんでいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ