84、マザピ(Mother people)徐庶~歴史、現世転生~
どうですか~みなさんー。
※最近人気のパリピ〇明に触発されてみました。
あっ、アニメは観たことありません(笑)。
「劉備殿を裏切るとは、なんたる不埒もの!」
母は、涙にくれ駆けだすと、柱に頭をぶつけ絶命した。
「母上、ははうえ~!マ、ママン~!」
私、徐庶は大好きな母が目の前で命を絶ったのを見て、卒倒した。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
(ん~母上、お母様、ま、ままん!)
「はっ!」
私は目が覚めると、見知らぬ町に立ち尽くしていた。
「大丈夫ですか?」
顔面蒼白の私に声をかけたのは、
「ママン」
母上・・・いや、母によく似たうら若き女性だった。
「?」
「私の母になってください」
「変態さんでしたか」
「何故」
「初対面でそんなこと言う人、私は知りません。それにその服装・・・三国志かぶれですか」
「三国志?」
私は首を傾げる。
「ははあ~ん、にわかコスプレさんでしたか、私こう見えて歴女で三国志好きなんですよ」
「徐庶」
私はぽつりと言った。
「あ~マザコン軍師さんですね。いや、失礼しました。なかなかのマニアニックですね」
「ん?それはどういう」
「お母さん大好き、軍師です」
「然り、それは偽りなき真実・・・なので、やはり私の母親になってください」
「嫌です。私は断然孔明派なので」
「孔明など、どうでもいい!」
私は羽扇を彼女に向けた。
「私は、あなたに母を見たのです。断固、母になれ、なります、なるべき。ママン~!」
「キモっ、断るっ!」
私は諦めない、なぜなら母が大好き(Mother people)ダカラ~。
マザピ徐庶・・・バズりそうにない(笑)。