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№62 夢でみた内容を文字化する+脚色~その他かな?~
久しぶり夢みたな。
私はついに書籍化デビューを果たした。
といっても夢の中の話である。
本屋に立ち寄り、自分の本がでているか確かめる。
あった!
その本を手に取り、パラパラめくる。
まごうかたなき、私の文だ。
ジワジワ来る感動に、思わず涙が零れそうになる。
晴れ晴れとした気持ちで本を持ちレジへと向かう。
私を見るなり、にこにこと笑う女性の店員さん。
「おめでとうございます」
開口一番そう言われる。
「どうも」
ついそう返してしまう。
嬉しさで胸がじんとくる。
「じゃ、サインをお願いします」
彼女はそう言うと、何故か本の後ろのページをめくり奥付のページの著者の名前の部分を指さした。
?
著者名の隣に自分のサインをしたところで目が覚めた。
ふむ、胸があたたかい。
悪い夢ではないようだ。
何故は奥付にという疑問は残るが・・・吉兆だ、これは吉兆に違いない!わーい、わーい!
いくつになっても。