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№58 宇宙で壮大なバトルファンタジーを妄想したい~SF風~
なんか・・・。
広大な宇宙の海で抗うヒロト。
「それでもっ!」
彼は祈りと願いを込め叫んだ。
満身創痍稼働停止に追い込まれた、彼の愛機ロボアーマー「バルンテリン改号」の瞳に光が灯った。
宇宙に漂うロボたちの残骸が、バルンテリンに集まる。
「これはっ!」
ぐわきん。
ガキ―ン!
ぐわっしゃーん。
「ロボたちの思いが共鳴している・・・俺にバルンテリンに戦えと平和をと叫んでいる」
コックピットのすべての操縦系モニターがオールグリーンとなる。
「目覚めたぞっ!これが真バルンテリンスペシャルだ」
ふるふる。
バルンテリンは首を振る。
「どうした!真バルンテリンスペシャルエクセレント」
脳内に語りかけるバンテリンの思い。
(その、ネーミングセンスよ)
「そんなっ!」
宇宙空間にヒロトの叫びがこだまする。
結局どうなったって、バルンテリンが取り出した剣「デリシャス・GOING・マイウェイ・ソード斬り」(ヒロト命名)により、斬りギリ、宇宙に平和が訪れたのであった。
思っていたのと出来が違う(笑)。