№52 コニーちゃんクライシス~ホラー~
実際、出くわしたら、おしっこちびりそう。
およそ3mの巨大コニーちゃんが現れたのは、3日前の話となる。
そのコニーちゃんは、突然現れジャカジャカジャンケンを挑むそうな、そしてその戦いは24時間にも及ぶという。
有無を言わさず、ジャカジャカジャンケンをはじめるコニーちゃんを無視したら、最後その姿をPちゃんに変えられるという、そら恐ろしいものであった。
「P~」としか喋れず、体当たりくらいしか取り柄がなくなってしまうのだ。
なので彼女は強要24時間戦えますかという、時代錯誤も甚だしいノスタルジックSCPといっても過言ではないのだ。
で、今、俺の目の前にいるのが、そのコニーちゃん・・・というか正確にいえば俺を見下ろしているコニーちゃんもしくは俺が見上げているコニーちゃんと言った方が正解なのだろう。
♪ジャカジャカジャンジャカジャカジャンケンぽいっ♪
ちょきっ!
コニーちゃんがだしたパーの手が5倍の大きさとなり、俺の目の前で止まった。
ふぃ~潰されるかと思ったぜ。
コニーちゃん、負け顔になったかと思うと、すぐに息つく暇もなくジャカジャカジャンケンは続く、続く続くよ。
俺はスマホのタイマーを仕掛け長期戦に備える。
そして、24時間。
コニーちゃんの動きが止まる。
やった。
・・・・・・。
・・・・・・。
♪ジャカジャカジャンジャカジャカジャンケンぽいっ♪
何故・・・。
なんでだよう!
どうしてだよう!
果てしなく続くのか、このエンドレス・ジャカジャカジャンケン。
ねえ。