表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/126

№46 父と娘~ローファンタジー~

 短編ありがち~。


 バニエール国王女フレデリカは憤慨していた。

「この私では不足ですと」

 睨みつける眼光は鋭く、男に有無を言わさない憤怒の形相をしている。

「そうではない」

 男は憤りをあらわにする。

「何故、結婚してくれないの・・・こんなに愛してるのに!」

 フレデリカは悲しみのあまり叫んだ。

「困ったものだ」

 男は溜息をつく。

「あなたは、いっつも、そう、逃げてばかり」

「・・・・・・」

「何か言いなさいよ!」

「・・・・・・」

「私は・・・っ!」

 ふわり。

 フレデリカが次の言葉を発しようした瞬間、男は彼女の両脇を両手で軽々と抱え上げ、ふてくされる娘を見た。

「私の可愛いお姫様」

「なっ、お父様!」

「いつまでそう言ってくれるのかな?」

 王は娘に微笑みかけた。

「!フレデリカは絶対、お父様と結婚します!」

「そうか、そうか」

 王は5歳のフレデリカをやさしく抱きしめた。


 ~15年後。

 美しい顔をヴェールに包む、娘の晴れ姿見た時、父王はあの頃を思いだし涙ぐんだ。



 な、お話かな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 良いですねぇ~✨このお話! 可愛らしい娘さん☆彡 そして、大人になった娘さんは…… 嬉しいけどでも…父は辛いよ(泣) 短い文でこんなに素敵なお話が書けるなんて、すごいです☆彡 素敵な…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ