№45 もしもロボコップだったら~その他~
もしも・・・。
犯罪都市に派遣された、私はサイボーグ、ロボコップ・・・いや、ロボおじさんだ。
蔓延る悪を一掃する為、夜の繁華街へと向かう。
ハイテクパトカーと連動し、私の銀鉄のヘルメットから脳内に次々と情報が入る。
だが、1メガROMの容量のメモリーなので、すでにキャパオーバーなのだ。
私はシンプルモードに切り替え、悪党を見つける。
パトカーを停めた。
うぃーん、がしゃん、がしゃん。
「アイム、ロボコップ・・・おじさん」
悪の親玉クロレッツの元へ。
「なんだてめえ」
「だから、ロボおじさん」
「ああん」
メンチを切り、眼前でオラオラ睨みつける悪党。
「公務執行妨害、逮捕モードに移行」
「おいおい、俺を逮捕するってかあ、令状もってこい、令状っ!」
だが、容量一メガROMの私は、そんな男の感情を理解することなど不可能なのだ。
「サイバーポリス応答せよ・・・ロボおじさん、アップロードを要求する」
私は上にアップロードを要求した。
「はああん、このポンコツがっ!」
(ぷっつん!怒怒怒!)
怒りの感情が容量を超えて覚醒する。
クロレッツの腹に、メガドンパンチをいれる。
「ぐぬっ!」
「お前は言ってはいけない琴線に触れた」
「・・・なっ」
「私は断じてポンコツではない」
「あわあわあわ」
私はヤツの服を破り、真っ裸にした。
「私はロボおじさん・・・アイム・ロボコップ、お前を確保する」
もう一発金的にお見舞いし、悪の親玉クロレッツを猥褻物陳列罪で逮捕した。
「アイム・・・ロボおじさん」
シリーズ化したいような・・・そうでないような(笑)。