40/126
№40 ミッドナイト・キーパー~ハードボイルド風~
書きはじめて・・・。
ネオン輝く夜の街に駆ける影。
彼の名はMidnight keeper丸林、薄暗い路地を軽快に走り、注視する犯罪の匂いを嗅ぎ分ける。
「きゃああああああ!」
つんざく乙女の悲鳴。
戦いの時は来た。
愛銃S&W M29を胸のホルスターから取り出し、満月に向かって飛ぶ。
丸い月と丸林のシルエット。
「すぅー、ふうぅー」
彼の愛してやまない洋モク、サラトガの煙が夜の街灯へと吸い込まれる。
心の平穏と冷静と正確を保つマジック・アイテム。
(今日も決まりだ)
暴漢に狙いを定め、鉛のバレットでgood-bye goodnight。
喧騒の闇に響く鈍いサイレンサーの銃声。
たちまち、罪を犯した者たちは倒れる。
「ありがとうございます!」
乙女は丸林に感謝の言葉をおくる。
が・・・。
「あの、おじさん変なんです!」
上半身裸で黒マント股間にスワンが首を誇らしげに反らせている。
そう、彼がミッドナイト・キーパー丸林なのだ。
「そうです!あたすが・・・」
書き終えて・・・なんか思ってたのと違う(笑)。