表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/126

№28 荒野の決闘、早打ちジョニー対狂犬ビル~アクション~

 ばきゅーん。

 

 俺は腰のホルスターから相棒を抜き、0コンマ1秒の早業で、引き金を引く。

 放たれた弾丸は正確無比、確実に狙った者に命中する。

 ズキューンからのジャストミートっ!

「残念だったな、相手が悪かったな」

 俺は熱を帯びた銃口に、息を吹きかけ、クールに決める。

 俺はヤツに背を向け、あばよと右手をあげる。

(早打ちの俺を相手にしたばかりに、無駄な命を散らしたな)

「までぃぃぃっ!」

 俺の背中で叫び声、

「・・・まさかな」

と、足が止まる。

「早打ち、ジョニー次に死ぬのはてめぇだ!」

 狂犬(マッド・ドック)ビルは喚き散らす。

「・・・って、おい」

「なんだあ」

 俺は人差し指を立て、ヤツの眉間に示す。

「ん・・・んんんん?空いてる~」

「うん」

「よくも、よくも、よぐも~やっでぐれだな、このマッド・ドック・ビル様を!」

「分かった?じゃ、そろそろ」

「死ねるか!もう一丁・・・しょ・・・」

 ズキューン!

 俺は憐れなアイツ(ビル)に、別れ(トドメ)の一撃をお見舞いする。

「・・・・・・あ」

 ビルにも分ったようだ、己が致命傷となる弾痕をその身体に刻んだことを・・・。

「おわりだ」

 俺は両手を広げ、ナンセンスとポーズを決めた。

「3.2.1.0でしょうがっ!ルールはルールでしょうがっ!」

 俺の手が恐怖で震える。

 ・・・奴は、ヤツは不死身かっ!

「いや、ゾンビみたいだぜ」

「なる~」

「待て待て~」

「あばよ~」

 これより、俺はゾンビ鬼ごっこへ、まさに驚天動地だ。



 ずきゅーん。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ