110、チン無し芳一~ホラー(コメディー)~
みんなの妄想をっ!
誰もが一度は頭の中に思いついた物語をおじさんが堂々と書いてみるのだ(笑)。
芳一は夜な夜な訪れる、亡者たちの手から逃れるため、ある高僧からお経を全身に書くと難を逃れるという教えを聞いた。
早速、彼は頭を丸め、身体のあらゆるところに自らお経を書き、亡者の現れる丑三つ時(午前2時~30分)を待った。
芳一に睡魔が訪れる時、戸口がガタガタと音を立て、彼は身体に冷たい風を感じた。
「芳一・・・話の続きを聞かせてくれないか」
(・・・・・・)
彼は無言を貫く。
「芳一、芳一、おらんのか?いや、気配はするぞ。芳一、お前の話を聞きたいんじゃ」
(・・・・・・)
「くんくん、なにやらお〇っこの匂いがするぞ。あやつはアレのキレが悪いからな。きっとここにいるに違いない。だが、全然見えん。でてこい芳一!」
(・・・・・・)
「くっさい、くっさい、くっさいわ、ションベン小僧・・・ここか、見つけたぞ」
ドキン、ドキン。
(!)
芳一の心臓が早鐘を打つ。
「おらんのか!おらんのなら、仕方ない・・・お前のビッグフ〇ンクでもいただくとするか・・・・・・む・・・む・・・む・・・む」
(!)
「ギャランドゥなジャングルが生い茂り、果実に到達せなんだ!」
「こやつのアソコはブラックホールか!」
「いや、すべてを飲み込む闇の陰毛」
「・・・運のいい奴め。剛毛ジョリ毛に感謝するがいい」
やがて、亡者たちは口々に、芳一のスペシャル剛毛を罵り去って行った。
芳一は人知れず涙を流す。
「ボク剛毛じゃないもん」
「いいえ、アナタは剛毛よ」
彼のお母さんは胸を張って直言した。
文にしたお。