226事件が太平洋戦争に対して与えた影響について
学校で226事件を教えられたときに以下の様に説明されたと記憶している。
・皇道派の青年将校が決起した
・昭和維新を謳い天皇親政を行おうとした
・この事件があったことで太平洋戦争に突入した
最近思い出したとき、上記の説明をされた際の違和感を思い出し
書籍などで調べなおしてみた。
その結果、226事件があろうがなかろうが
太平洋戦争には突入したのではないかと考えるようになった。
以下に理由を並べてみる。
1 皇道派の青年将校は田舎の貧困に対処するために国家社会主義
を目指していた。
しかし、統制派も国家によって統制された社会や経済を
目指しており結果がどうであろうと経済政策としては
ほぼ同じ事を行ったのではないかと考える。
2 皇道派は物質より精神を重んじるといわれているようだが、
太平洋戦争中の指導者は結局精神論での作戦を立てている。
物資欠乏もしくは輸送自体ができなくなった時点で
降伏を考えなければおかしい。
3 北進(対ソ)しようが南進(対中)しようが
アメリカからの干渉は必ずある。
アメリカは市場がほしいため根拠地の満州に対しての
圧力は変わらない。
このため、太平洋戦争に対して回避を行うために226事件に対して
歴史改変を行っても影響自体がないと考える。