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アルフェーナの実家に向けて

少し少なめです

よろしくどうぞ

「これで全員が終わったわね。一人反則気味かつギリギリの人がいたけど」

そう言って流し目をアルフェーナに向けるベレンナ。

それにヤレヤレといった感じに答えるアルフェーナ。

「今日はこれで終わりね。全員整列!」

ベレンナの掛け声にバタバタと整列する。

「今日学んだことや起きた出来事を糧に、これからも精進して、目指す目標に向けて頑張りなさい」

『はい!』

「「は~い」」

約二名軽めにいっているが、これにて両学園の【魔法剣術研究会】の合同練習が終わった。

「さぁ帰ろっか」

『はーい』

【精霊会】の面々に声をかけて立ち去ろうとするアルフェーナ。でも、

「ちょっとまて!」

後ろから声をかけられた。振り返るとそこには、アルフェーナが医務室に送った青年が息を切らして立っていた。

「あなたは…………誰だっけ?」

でもそんなことはすぐに忘れていたアルフェーナであった。わからず後ろを向きクルサ達に聞こうとしたが、クルサ達も首を横に振りわからない見たいだ。

「てめぇ……こう言えばわかるか?()()()よ」

「「っ!……うぅ~ん誰だっけ?」」

「むぎぃいいいっーーー!!」

昔の偽名を出されて、それを知っている二人が驚き、昔の記憶を掘り起こして考えたが……分からなかった。

「俺だ!あの動乱があった前日にあった武闘大会子供部門でお前と初戦に戦ったクバラだ!」

「あぁはいはい!……知らないですねぇ?」

「うがぁああああああああああああ!」

どうにもクルサ以外のことを思い出せないアルフェーナだった。

「もういい!思い出せないなら今ここで記憶に刻み込んでやる。あの頃と一緒だと思うなよ!らぁあああっ!」

腰に差していた真剣を抜くと上段から斬りかかってきた。

「あらびっくり」

いきなりの相手の行動に驚いて固まるアルフェーナ。そこに迫る剣が俄然に迫ってきたとき、アルフェーナはただの反射で剣の腹を叩き反らした。

「いきなりなにするのよ」

剣を振り下ろして前屈みになっている状態の腹に蹴りを食い込ませた。

「ぐぼぉ……」

むせながら後ろにたたらを踏むクバラ。

「はぁ……はぁ……はぁ……」

「マナーがなっていないわね。今度合うときまでに習って来なさい」

アルフェーナはそう言いながらクバラの頸に手刀を打ち込み気絶させた。それはとても鮮やかなお手並みだった。

「ぐむっ……」

クバラは呻き声とともに倒れ込んだ。

「なんだったのかしらこの人。何をしたかったのか、どうして私を呼び止めたのか聞くの忘れ地やったけど、別にいっか」

「そうだよアル、何事も気にしない気にしない。さぁ戻ろうー!」

「何仕切ってんのよクルサ。まぁいいけど、それよりみんなこの後どこかにお茶にいきましょう」

『はーい』

アルフェーナ達が帰っていった。それを見送りながらベレンナとプラートも魔剣学園の教師に向き直った。ちなみに触れなかったがこの教師はずっとこの訓練に参加していたが、影が薄すぎて誰も意識の外に出していた。魔剣学園側の生徒ですらだ。

「では私達もこれで失礼します」

「いい退屈しのぎになったよ。友人の元気な姿も見れたしな」

「何偉そうにしてんのよ」

「いてっ」

アルフェーナ達が去った方向を見ていたプラートの頭を拳で打つベレンナ。

「いてぇよベレンナ」

「プラート、あんた今回何もやってないじゃない。練習だってちゃんとやるかと思ったらグダグダやるだけ」

そう言うないなやプラートの襟首を掴むベレンナ。

「来なさい、今日の分みっちり明日やってあげる」

「ちょっまてぇ!俺は明日教会の仕事が入っているんだ!やるなら時間を指定して、こっちの予定も合わせて、ついでにアルフェーナとクルサも呼んでくれなきゃ俺はやらん!」

「なら来週やるわよ。アルとクルサにはちゃーんと許可を取ってあるから」

「…………い……い……いやだぁああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

夕焼けの空にプラートの叫びが木霊した。

「はぁ~い今から教会に許可取りに行きますよぉ~」

「待て待て待て!俺は行くなんて決めていなっ……」

「以前聞いたけど教会はいつでもプラートを連れていっても結構だって」

「どゆことだぁあああああああああああああああああああああああああああああ!!」

「…………あの人も大変そうだなぁー」

教師の儚い言葉が漂う。

合同練習から一週間たち、アルフェーナ達はアルフェーナの別荘に集まっていた。

「みんな揃ったかしら?」

「大丈夫だよ~」

『問題ありません』

クルサの軽い声と残りの全員の揃った声が重なる。

「これから私の実家で一週間の合宿だけど準備、親への連絡等は」

『問題無しです』

「モウマイタン」

一人前世の言葉を言っているが気にしない。

「なら馬車に乗り込んで出発」

そう言うと全員が事前に決められたチームで馬車に乗り込んでいく。

チーム1はアルフェーナ、メマ、セール、チーム2はクルサ、ポナーム、ジシット、チーム3はエルザ、ミーナ、チーム4はブレンナ、ミグナットだ。

セールは言わずもながら、ジシットは同じパワータイプのクルサと同じになっている。元々人数がすく直のでチームも二つでいいと言う提案もあったが、アルフェーナがそれを却下。エルザとブレンナにも人を率いる訓練を始めるつもりらしい。ちなみにクルサは人を率いるのがこの上なく下手だ。

『さてみんな、これから私の実家まで時間があることだし、念話の練習をこの間に行うわよ』

「えぇーー!!どうゆうことよアルー!」

この練習がもっとも嫌いなクルサが別の馬車からでもガッツリ聞こえる音量の声を轟かせる。クルサと一緒に乗っているポナームとジシットの耳を遠くしながら。

『そんな大きな声を出していたら敵にバレるでしょ?』

『それ……が……いい……とおも…………います』

エルザから途切れ途切れの念話が届く。

『エルザも頑張っているんだから貴女も頑張りなさいクルサ』

『う……へぇー』

珍しくクルサから念話が飛ぶ。

『もうちょっとスムーズに出来るようになるためよ。他の皆もそれでいい?』

『りょうかいでーす!』

全員が大声で答える。

それからアルフェーナの家に着くまで、各馬車から大声が飛んだり、拙い念話が多数飛び交ったが、話は白熱はしなかったようだ。

今回も小説ざっと紹介コーナー。

『無職転生』第五巻の前編に付いて語ります。

長い、とても長い魔大陸の横断を終え、樹海でのあれやこれやを乗りきったルーデウス達はとうとうミリス神聖国にやって来た。

ここで一旦別行動をすることになった三人。

ルーデウスは冒険者ギルドに向かった。そこには飲んだくれた父パウロの姿があった。

そこから再会を喜ぶのだが……。

この続きは次回か本をお買い上げ下さい。

ではまたまた~

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