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メマゲット

さぁ軽めにかいたのです。

飛ばしてもいいよ?

「…………負けたんだ」

仰向けで大の字に倒れたままメマが呟いた。

「起きれる?」

そう言いながらアルフェーナは近づいて手を差し伸べた。メマはお礼を言いつつ手を握って立ち上がった。

「ば……ぱかな。負けたのか?……めない………認めないぞ!そんなことっ!」

会長さんが認めたくないように叫んだ。

「なにいっているの?これは私と彼女の正当な一騎討ちよ?それに泥を塗るってこと?…………殺すわよ?」

そんな情けない姿にアルフェーナは少々きつめの殺気を向けた。会長はそれを受けて震え上がった。いや会長さんだけじゃない、その後ろにいた研究会メンバーもエルザ達、それにクルサでさえも震え上がった。

それもそうだ、これでもアルフェーナは犯罪組織【竜帝】のボス、れっきとした裏の人なのだ。クルサでも裏との繋がりはまだない、それでもクルサは人類で最強格の一人だ、そんな人物でもまだ人殺しにはなれていなくアルフェーナはなれている。だからアルフェーナが発した殺気に震えた、それはアルフェーナが人殺しを躊躇(ちゅうちょ)なく出来ることと、この場に居ていい人物だといっていないということを示唆していた。

(……バカかアタシは!アルにそんなことを思うなんて最低だ!確かにアルはアタシにでも隠し事は多い、けどそんなの当たり前だ!誰にだって知られたくないことはある、アタシだって……でもそんなんで親友を避けるなんてことしたらアタシはアタシで失くなる!)

首を振りながら邪念を払いのけてクルサはいつもと変わらない足取りでアルフェーナに近づいていった。

「そうピリピリしないでよアル。怖いじゃ~ん」

そして肩に手を回しながらいつもと変わらない口調で話しかけた。

「…………無理しなくていいよクルサ」

でもアルフェーナはクルサの動揺を感じ取っていたらしい。優しい口調で困ったような、でも寂しくて悲しいそうな顔を向けた。

「っ!…………だ、大丈夫だからそんなこと言うんじゃないわよ。そりゃあれにはびびったけど慣れない訳じゃないから」

「クルサ、あれには慣れちゃだめ」

アルフェーナが強い口調で言った。

「あれは慣れるのも、身に付けるのもダメ。あれは……クルサ達に覚えて欲しくないものだから」

「…………わかったわ。アタシ達はそっち側に足突っ込まないようにするよ」

クルサは強くとも悲しい口調で答えた。そっちの分野でアルフェーナに一任することが心苦しかったのだ。

「ありがとう。それよりも……」

そういってアルフェーナは会長さんを見る。

「ひっ!」

見ただけで腰を抜かして震える会長さん。それもそうだ、クルサはすぐに復帰できたとはいえ、それはクルサだからである。他の面々ではまだ硬直が溶けないのだ。そんなときに恐れる相手から見られては腰が抜けるのも無理はない。

「情けない……まぁいい、これで私の勝ちで先の条件を飲んでもらいます」

「そ、それは……」

「剣士なのだから言葉には責任を持ちなさい。それでなくとも軟弱なのだから」

アルフェーナはすでに呆れを通り越して嫌悪を(いだ)きつつあった。

「そ、それでも……」

「もうやめてください会長!」

まだすがろうとする会長さんに対してメマが怒鳴った。

「賭けに乗ったのは私です。それで負けたのも私のせいじゃないですか。それに最後に承諾したのは会長です。それを今さら覆そうなんて……恥を知ってください!」

メマは自分を渡したくないのだろう会長さんを糾弾した。それはメマに誇りがあったからだ。

「だ、だが」

「もう会長、そんな姿のザカルさんなんて見たくないです!なんでそんな風になってしまったんですか?前はもっと誇りを責任を大切にしていたのに」

「…………ままらないこともあるんだ」

いろいろ事情があるのか、会長さんザカルは拳を握りしめて俯いた。

「それはあなたが抗おうとしなかったからなんじゃないの?」

「…………お前に何がわかる!」

アルフェーナの返答にザカルが声を荒げた。

「俺も抵抗した!仲間のために頑張った!だけど、貴族に、組織に抗うことなんて一介の学生に出来るわけがないんだ!お前らだって近いうちに思い知ることになる、敵に回してはいけないものを」

ザカルは震える声で俯き拳をプルプルと握りしめた。

「抵抗した、頑張った、そんなことを言っている内はどうすることもできないわよ?」

アルフェーナが腕を組ながら宣言した。

「壮絶な努力は言葉では表せないものだ。だからあなた達はまだ出来たはずなんだ。でもそれをしなかったのははじめからお前らは心のなかで諦めていたんだよ」

「っ!?!!」

ザカルは反論が出来なかった。なぜなら頭ではそうでないと思っていても心は認めていたからだ。

「……お、お前はやっていたのか?」

「なにを?」

「その壮絶な努力というやつをだ!」

これはただの八つ当たりだ。ザカルはアルフェーナが人から聞いた話だと決めつけて糾弾しようとしたのだ。だが、

「えぇしましたよ?」

さも当然のようにアルフェーナは答えた。

「私はどうしてもやらないといけないことがありました。そのために力がどうしても必要だった。だから体が悲鳴をあげようがなにしようがなんでもしたわよ?もう一度聞くけどあなた達はしなかったの?」

「…………」

もうザカルに反論することは出来なかった。ザカルに出来たのはその場に膝を付くくらいだった。

「はぁ情けない。みんないきましょ?メマ先輩も」

「ほーい」

「……あっ、待ってください!」

「ちょっとお待ちになってください」

「「「置いてかないでください!」」」

「…………え?ちょっと待って!……あぁもう!後でまた来ます」

さっさと体育館を出ていくアルフェーナにクルサが続き、後にエルザ、ブレンナ、三人に慌てたメマが続いた。

後には敗北にうちひしがれた【魔法剣術研究会】の面々が残された。

今回は『無職転生』二巻を軽く話したいと思います。

二巻からは主メンバーになるエリスが登場。

エリスの家にてルーデウスが孤軍奮闘をするのが書かれています。それはもうお転婆エリスに振り回されまくるルーデウス、ときどきエッチなことが起きるがそれで頑張っていけるルーデウス。

とまぁこんな感じのルーデウスが書かれています。

次回は最初を大雑把に書こうと思います。

よろしくどうぞ

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