決闘 前編
なんやかんやよかったのかな?
というできです
どうぞよろしく
決闘当日、【魔法剣術研究会】の面々は指定場所の体育館で緊張して面持ちで佇んでいた。準備運動はすでに済ませているので準備万全なのだが、いかせんかなりの緊張のため全員がカチコチである。
「あいつらはまだか?」
会長さんが隣の女性、メマに幾度目かわからない質問をする。が返答は同じく、
「会長もう少しお待ちを、時間はもう少しです。彼女等もすぐに来ます」
と言うだけだ。
それをわかっていても会長さんは、「なぜ自分達は待たされているのか?」という疑問が浮かんでは消え、浮かんでは消えている。足は音を鳴らし小刻みに揺れ、組んだ腕を指が幾度も叩く。それは後ろのメンバーにも伝播して体に出さないが苛立ちは募っていた。
そんな感情を向けられているアルフェーナ達はというと…………部室で紅茶を飲んでいた。
「うん美味しい」
「ありがとうございますアルフェーナ♪」
ポナームが入れた紅茶とお菓子に舌鼓を打っていると、
「どうしてそんなに余裕なんですか!もう決闘まで二分もありませんよ!!?!?!」
エルザの焦りが募った声が響く。それもそのはず、場所の体育館まで走っても約四、五分かかるのだから。
それでもアルフェーナとクルサは動かない。
「大丈夫よエルザ。あそこには直ぐに着くわ。そんなカッカしていても最高の戦いは出来ないわよ?エルザでないけど。人間気楽にしているのが一番いいのよ」
「そんなことでごまかせ……って、あぁあああ!もう時間が!今からでも走れ」
ば!、と言いかけてときエルザの、部室にいた全員と紅茶とお菓子が乗ったテーブルがブれた。
するといつの間にか部室にいた格好のまま体育館にいた。
それに驚くエルザ達だったが、剃れば体育館で待っていた面々もそうだ。当たり前だ、一向に来ない決闘相手がいきなり目の前に現れたのだ。かなりくつろいだ状態で。
驚く会長さんは次に怒りが沸いてきた。待たされた挙げ句に時間ぴったしに突然現れたかと思うと、紅茶片手にくつろいでいるんだから。怒らないわけがない。それは後ろに並ぶ面々もそうだ。メマを除いて。
怒りに呑まれかけている【魔法剣術研究会】の面々のなかメマはそれを察知しながら焦燥に駆られた。
(まずいまずいまずいまずい!こんな状態で戦ったら確実に負ける!多分あちらも意図して煽ってきているわけではないはず!それであの余裕!もうどうすれば!)
そんな風にメマが心のなかで頭を抱えて踞るほどになっているとアルフェーナが近寄ってきた。
「お待たせしました。でも時間ぴったり、破ってはいないのでご了承下さい」
「あぁ、そうするとしよう。だがあのテーブルはなんだ?」
会長さんが怒気をはらませて聞いた。
「ただのお茶会用のテーブルですが?」
なにか問題でも?といった感じに首を傾げ、本当にわからず聞くアルフェーナ。だが相手にはそう伝わらず。
「ふざけやがって!もういい、すぐに始めるとしよう!泣いても謝っても許さんからな!!」
「そうですか?なら片付けて準備いたしますね」
怒気が膨らみつづける会長さんの前から普通通りの足取りで戻るアルフェーナ。そんなアルフェーナに横にいたメマは戦慄した。
(どうしてこの殺気のなか敵に背中を向けて普通に戻れるのよ!気が付いていたないだけ?いや必ずしも気がついている。わざとならとんでもない子ね)
そんなメマの心情に気がつかず会長さんは怒りに呑まれかけていた。
戻ったアルフェーナは自分の時空間にテーブル等を収納すると続いて木刀を四本取り出した。隣を見るとクルサも四本取り出している。
「よしオーケーかな。クルサもいい」
「いつでもいいわよ」
歩き出す二人に後ろから、
「頑張ってください!」
「手本にさせていただきます」
「ブレンナ様と同じく!」
「同じくっすよ!」
「後で指導希望予約お願いします」
『あっズルい!私にもよろしくお願いします!」
順々に応援というよりは掛け声的なことをもらいながら二人は体育館中央に向かった。
「さぁ始めましょ」
そのアルフェーナの宣言と共に決闘は始まった。【魔法剣術研究会】の面々は宣言を聞くと殺気を高めて向かって来ようとしたとき、
「「そっらぁっ!」」
前方のアルフェーナとクルサの行動に驚き全員一様に動きが遅くなった。なぜなら、アルフェーナは二本、クルサは三本の木刀の峰を蹴り、飛ばしていた。真っ直ぐに飛来する木刀は前にいた五人の手元に当たるり合計十本の木刀が中に舞った。
木刀を当てられた五人は二つの行動を取った。一つは痛みに顔をしかめ手元を見る。二つ目は木刀の行方を探して上を向くだった。前者は二人、後者は三人行った。
前者を行った者は顔が下を向いたため視界の端に映った、さっきまで数十メートル離れていて、木刀を飛来させた人物の脚が!
そのはず二人の記憶は振り上げられ顔面に迫る木刀だった。
後者の二人はを行った者は上を見たとき脇からうめき声が聞こえて視線を戻そうとする前に、下から上に上がる木刀、それが振り下ろされる光景だった。
そして最後の一人は回りながら上昇する木刀と水平に迫る二本の木刀だった。
つまり今回アルフェーナとクルサがやったことは簡単、木刀を蹴って相手の木刀を弾き飛ばしたとき接近、下を向いた奴に振り上げ、その勢いで上を向いた奴にまずい振り下ろし、最後の奴に二人して同時に回転して振り下ろしをしただけなのだが、それを目の前で行われた面々は止まってしまった。それが悪手、愚の骨頂だということに。
「バカにしてんの?」
「寝てんのかっ!」
二人は近くの者から順々にノックアウトさせていった。
「はっ、反撃しろ!」
「陣形を組めっ!体勢を整えろっ!」
指揮官と思われる生徒が声をかけて陣形を作っりだした。そこで二人の進撃は一度止ま…………らなかった。二人は意に介した様子もなくそれぞれで弾丸のように突っ込んだ。二人して決めた一人に目掛けて突っ込み、突っ込まれた者はあわてて木刀を振り下ろすも弾かれてぶっ飛んだ。
「「ぐぅあああああああああああっ!」」
綺麗な放物線を描きながら飛んでいき、近くにいた者はそれを眺めてしまった。その瞬間に二人は脚で回りの脚を払いのけて転ばすと、転んだ置くにいた者に向かって突きをした。
突きを受けた者はまたも綺麗に飛ぶ。それからも顔を、腹を、肩を、へそを、それぞれ打ち、突き、かち上げたり等して飛ばしていった。
そんな事を見せられた面々はだんだんと後ろに下がりだした。
「はぁっ!…………なにこれ?名前負けもいい状況ねこれ」
「そりゃっ!………ほんとね!数が圧倒的なくせに後ずさりして、あまつさえ大半が戦意喪失仕掛けてるし。ザッコぃわ~」
そんな風に罵られても前に出てくる者は、急遽増員メンバーにはいなかった。つまり、
「ここからは俺らが相手だ!」
元々いたメンバーは臆することなく前に出て来たのだ。そしてさっきまで二人が飛ばしていた面々は急遽増員した初心者メンバーだったのだ。
「今までは付け焼き刃の者達だったが、ここからは俺達元々いた在来のメンバーが相手だ。さっきのようにいくとはおもわないことだな」
「だってさアル……ぷぷっ」
「そうね……ふふっ」
会長さんの宣言に思わず笑いが漏れてしまう二人。それを見た在来メンバーはもう怒りメーターがむしろ振りきれた。
「これ以上俺達をバカに出来ないようにしてやる!やれっ!」
『オラァアアアアアアアアアアアアアア!!』
怒りの形相の面々がアルフェーナとクルサに襲いかかってきた。
さぁ今回は前回に引き続き小説『無職転生』一巻
についてもう少し詳しく説明できたらと思います。
まず無職の中年デブが親の葬式に出ずに家にいたら兄姉弟に家を叩き出されてさまよっていると、道路で口論する中学か高校生三人を発見、それに迫るトラックも発見、それに気が付かない三人に駆けて一人を歩道にやると残りの二人を助けようにした時、トラック衝突、残りの二人がどうなったかわからないうちに死亡。
それから眼を開けると見知らぬ女性に抱っこされているところから物語は始まります。
続きは次回のあとがきでよろ~




