謎の少年
ギリギリ3月!
大変長らくお待たせしました!!
間に合って良かったです。
誤字脱字ありましたら優しくお知らせくださると嬉しいです。
取り敢えず元の場所に戻ってきたけど...
「よし、どーしよっかな。」
ふぅ、この可愛いニーナを長く歩かせるのもなぁ。
「どーしよっかな!!」
「ん?ニーナ??」
いきなり凄い可愛いドヤ顔でこっちを見ながら腰に手を当てるニーナ。何をしても可愛いんですけど。
「おにぃさんのまね!!」
「はは、そっか。」
「はい!」
はい、可愛い。
「ニーナ!!!」
え?
声のした方を見ると、ニーナより大きい男の子がこっちに向かってやってくる。
!ニーナが震えてる。
「ニーナ?」
声を掛けると、僕の方を見て、ニーナはまた意識を失った。
「ニーナ、ニーナ!」
動かない、取り敢えず体を寝かせないと。
「ニーナ!?」
ニーナを抱き上げて自分の車に向かおうとすると、下から声が聞こえた。
「君は?」
「貴方こそ、誰ですか?俺は、ニーナの兄です。なぜ、ニーナの名前を知ってるんですか?」
兄...ってことは、ニーナが起きた時にいたっていう少年はこいつか。警戒心が強いな。しかも、知らない人だからっていうより、ニーナを抱いてるからって感じか。全く、この可愛いお姫様は随分嫉妬深い騎士を持っているようで。
「今は話をしている暇はない。」
「な、とにかく、ニーナを離してください!!」
「ニーナは今、気を失っている。そんな状態で君に渡すわけにはいかない。」
「っ!」
「君もついてきていいから、取り敢えず僕の車においで。」
「...はい。」
「よし、こっちだ。」
ニーナが起きる様子はまだ無い。...この少年は連れてこない方が良かったか?
いや、ニーナのことを知るなら、この少年は必要か。
「あの、どの車ですか?」
「ん?あぁ、あの黒い車だよ。」
「え、あの一番おっきい車?」
お、口調が崩れた。やっぱり、大人びた言葉づかいをしても、所詮まだまだ子供だ。
「そうだよ。」
「...」
少し考えた素振りを見せたあと、キッと睨み付けられた。...やっぱり子供の考えてることは分からない。
「車もってるからって勝ったと思わないでくださいね。」
あぁ、自分の持ってないものを持ってるから、対抗心か。
はぁ、めんどくさい。それに比べてニーナは...寝顔も可愛いから癒されるけど、起きてるときが一番可愛い。娘にしたい。
あ、車についた。これでニーナを横にできる。
「ほら、君も乗りな。」
「...失礼します。」
はぁ、早くニーナの声が聞きたい。
おや...なかなか腹黒くなりました(汗)
おかしいな、王子様キャラのはずが...どうしたんだろう...
しかも、話も進んでない...どうなっているんだ!!
...ほんとすみません。