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舞姫と楽士の物語  作者: 桜 みゆき
第三部 晴れ渡る国

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19/29

挿入歌  古(いにしえ)の歌

かつての神――王は 全てを持っていた

世界の覇者の側に

妖精や人間もいて

彼らは皆幸せだった


賢く麗しき王が住む 花咲き乱れる楽園は

蝶が舞い

風が涼やかな()を奏で

小鳥が歌った


賢く麗しき王を囲む人々もまた

衣を翻して舞い

軽やかに楽を奏で

王を讃えて歌った


しかし賢き王は ただ一人の女だけを見つめた

女の振る舞いに恋し

容色を愛で

囀ずる声を愛した


人々の怒りを受けし女は 人知れず殺された

王は人々に(いか)

裏切りに悲しんで

絶望の末に姿を消した


王の絶望を知り人々は 許しを請うた

衣を振り乱して舞い

厳かに楽を奏で

王へ涙ながらに歌った


怒り怨みし王は 人々を許さない

王の怒りの嵐はおさまらない

女を見つけるその時まで

王は怒りし神となった



     妖精の里に伝わる歌「ειλιελχνησναοκ」意訳

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