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君といた時間

作者: miyu

17歳の私達は子供だった。

無邪気に笑う君がだいすきで、

ずっと一緒にいたくて。


でも、

私は何もしらなかった。

君のその大きな傷を。

哀しみを。


ごめんね。


君の背負った荷物は

まだ小さな君の背中では背負いきれなかった。

私がその荷物を一緒に背負う

ことができたら、

今君は、

私の隣にいることができたのかな。






佐々木らら。

高校生はじめての春。

胸をはずませ新品のローファーで

校舎のアスファルトを歩く。


木実:「らら!こっち、もぉ~目はなしたらすぐどっかいくんだから!」

紀藤木実(きとうこのみ)。小.中同じで面倒見がよくて抜けてる私をいつも助けてくれる。

らら:「ごめん~てか、この制服を着られる日がくるとはおもわなかった!ほんと感激!!

木実:「そうだね^^じゃぁクラス表見に行こ、ちゃんとついてきてね!」

らら:「は~い、楽しみ~」

でも、実際の心境は不安でいっぱいだった。もともと私は少し人見知りで中学の時もこのちゃんをとうしてしか友達をつくれなかった。

木実:「 らら・・。あたし、3組。」

らら:「ほんとー!うちは何組かなぁ?」


木実:「・・・2組。」

え?私のこと?

らら:「うそ・・・。やだ!」

1年もこのちゃんがいないクラスでくらさなきゃいけないなんて・・・。絶対にムリ!!

木実:「あっ!で、でも体育の時同じだよ!」

おもいっきり落ち込んでる私をはげましてくれる。このちゃんは優しい。

だからこそ困らせたくない。

らら:「・・うん。 ありがとう。」

木実:「よし、じゃぁ教室いこっか!」

そういってこのちゃんは私の頭をなでてくれた


木実:「じゃぁ らら後でね。頑張って」

らら:「うん・・・。」

そういって教室に入ろうとしたとき誰かにぶつかった。

らら:「いって、 ご、ごめんなさい」

私はぶつかって転んでしまった。

見ると金髪に近い茶髪の男子が、いや"男の子"って感じの人がたっていた。

ぼーっと見ていると

「大丈夫?」

らら:「あ、だ、大丈夫です!」

金髪の"男の子"は笑った。

「ほんとに大丈夫なの?(笑)」

何が言いたいんだろう。

てか、なんで笑うわけ?



「パンツ見えてるよ^^」


・・・・・・。

"男の子"はニコっとしてあるいていった。

そして あれは、何?

『バンツ見えてるよ』って・・・言った?

すると廊下で座ってる私をみたこのちゃんがきた。

木実:「らら、何やってんの?てかさっきの人誰?目立つね~」

・・・・・・・。

木実:「らら?」

心配して私の顔をのぞきこむ。

らら:「・・今なんていった?」

木実:「は?」

らら:「・・『パンツ見えてる』っていった?」

木実:「え!?パンツ見られたの?(笑)」

このちゃんはびっくりしながらも半分笑ってた。そして私をおこしてくれた。

らら:「もう!笑わないでよ!アイツ誰なの!?

あ~一生会いませんように!!!」

私は誰かにすがるように祈った。

木実:「祈ってる所悪いんだけど。」

らら:「うん。今超一生懸命お願いしてるからダメ!」


木実:「・・さっきの人、 2組。」


らら:「へ?」

木実:「2組の教室入っていったよ。」

えーーーーーーーーっ!!

らら:「うそ、」

木実:「うそじゃない^^」



佐々木らら。

高校1年生になりました。

胸をはずませたはずの今日。

こんなスタートってありますか?

なにやら良くないことがおきそうです。









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