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  作者: 神崎咲夜
1/1

プロローグ

 桜が咲いた。

初めて彼女と出会ったあの日と変わらない美しい桜の花がまた咲いた。


 彼女は俺の中に新しい風を与えてくれた。

彼女が微笑むだけで世界が変わり。

彼女に触れただけで俺の中に熱く、切ない気持ちが溢れた。


 彼女と出会って彼女に触れて・・・・俺は変われた。

いつの間にか彼女が微笑んでくれるだけで幸せだと感じたり、彼女に触れただけで言葉に出来ない感情が溢れたり。

彼女が俺の全てに変わった。


 今年も桜が咲く。

彼女と出会ったあの日の様に桜は風に舞い、時が経つのを忘れさせる。

あの日の様に・・・・

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