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激突

「な、な、なんなの!?あれはッ!?」

 

 急に現れた化け物を目に困惑して僕に言葉を投げかけてくる神桜さん。


「知らん。僕はただ、自分たちに殺気をぶつけてきている奴らがいたから追い詰めただけだ。あとは見ての通りだ」


 そんな神桜さんの言葉に僕はそっけなく言葉を返す。

 というか、それ以外の答えを僕は持ち合わせていなかった……ここに、天鳳さんが居れば何かわかったのかもしれないけど。


「み、見ての通りって」


「ガァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」


「二人の化け物は僕らを狙い、殺気を向けている。今、必要な情報はそれくらいじゃない!?『ジ・アクセル』」

 

 僕は再び能力を行使して、加速。

 こちらへと突撃してくる二人の怪物へとタックルし、そのまま二人を壁際へと叩きつける。


「『燃え上れ』」

 

 僕はたった一単語に魔力を込め、魔法を発動させる。

 二人の化け物の体が一瞬にして燃え上がる。


「ヌァッ!」

 

 このまま燃やし尽くす。

 そんな勢いでの魔法であるのだが───そう、うまくはいかなかった。

 僕に押さえつけられている化け物の片方が動き出し、こちらへと全身火だるまのまま、両手を伸ばしてくる。


「『トリ・アクセル』」

 

 僕は能力のギアを一段階上昇させて、化け物から距離をとる。

 自己加速。

 僕が普段使っている『ジ・アクセル』は自分に流れる時間の速さを2倍にするものであり、『トリ・アクセル』はそれよりも更に上。

 自分に流れる時間の速さを三倍にする能力だ。

 自己加速は非常に強い能力なのだが、加速させる倍率を上げていけばいくほど僕の体に強い負担がかかるため、普段は『ジ・アクセル』しか使っていないのだ。


「変わるわッ!」

 

 化け物から逃げる僕と入れ替わるように化け物へと近づく神桜さんが手に持った巨大な大剣を化け物へと振り下ろす。


「ガァ?」


「……は?」


 神桜さんが振り下ろした大剣は化け物の肌に通ることなく弾かれてしまう。


「ガァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

 大剣を弾かれ、姿勢がぐらついてしまっている神桜さんを狙って攻撃されていない方の化け物が神桜さんの頭に向かって燃え盛る腕を伸ばす。


「……あっ」


「そぉーいッ!」

 

 神桜さんに向けられる絶対に回避不可能な攻撃───それから神桜さんを守るために僕は彼女のことを蹴り飛ばすことで強引に回避させる。


「ごめんッ!これでしか間に合わんかったッ!」

 

 僕が蹴り飛ばした神桜さんの元まで下がった僕は彼女に謝罪の言葉を口にする。


「だ、大丈夫……助けてくれてありがと」


「それにしても……うーん。これは僕の嫌な予感大正解かなぁ」


「「ガァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」」

 

 全身を燃やされながらも一切応えたような仕草を見せず、咆哮を上げる化け物を二人に僕は冷や汗を垂らしながら口元で言葉を転がせた。

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