Create Cosmos
ノームは機械の躰をしています。
かつて、世界にはとある4つの星が存在しました。
それらの星は、輝きを絶やし続けることなく、いつも綺麗なものでした。
ある日、世界の変化と同時に、4つのうちの2つの星が、次元外の輝きを持つようになりました。
人々は輝きに含まれる力を利用しようとしていましたが、利用することは禁止されていました。
しかし、その事を分かっていながらも力を欲した人間が、2つの星の内の1つの力を奪ってしまいました。
星の力が奪われたのを知った星の管理者は激怒し、すぐにその力を戻せと言いました。
しかし、奪った人間がなかなか返してくれないので、星の管理者は輝きの供給源となる場所を封印し、人々を意図的に争わせようとしたのです。
ですが、星達は争いを好んでいませんでした。
星達は、争いに発展させないため、奪った人の元へ赴き、事情を伝えました。
すると、奪った人はすぐさま、「力は手放す、そこまで迷惑をかける訳にはいかない。」と、力を返してくれたのです。
ですが、星の管理者の怒りが収まるわけではありませんでした。
結局、輝きの供給源となる場所は、一部を除いてすべて封印されてしまいました。
争いになるのを恐れた星達は、自らの力を使い、世界を変貌させるほどの輝きで世界を包み、争いが起こるのを防ぎました。
しかし、それは星の管理者の予測通りだったのです。
星の管理者は星達が消えると同時に、これまで過ごしていた場所から離れ、誰にも見つけられない場所に行ってしまいました。
以後、星の管理者や人々がどうなったのかは分かりません・・・
????「まだ、物語は終わってません。」
「あの人は、今も私を待ってくれている。」
「私は、そう信じています。」
ノーム「・・・ほう?待ってくれているのか?」
「だが、今の君の力は何処にある?」
「君の力は既に、封印されているのだろう?」
「既存の力をいくら高めたところで、私はおろか、お前の言うあの人にも届かないはずだが。」
????「大丈夫です。」
「貴方と同じようになりますから。」
ノーム「同じように・・・どういうことだ?」
「躰の変化か?」
????「そのままの意味ですよ」
ノーム「・・・まさか、その次元を超えるのか?私と似たように。」
????「はい、そうですよ。」
ノーム「・・・・・・くっ」
「くははははははっ!なんだそれは!」
????「・・・変ですか?」
ノーム「いやぁすまないすまない、あまりにも意外だったものでな。」
「だがしかし・・・それだけ覚悟しているという事なのだろう?」
????「勿論です。」
「でないと、今此処に私がいる意味がありませんから。」
ノーム「ふむ・・・であれば、了解した。」
「自由に突き進むといい、もしその過程で、私と対峙する事があってもな。」
????「ありがとうございます、ノームさん。」
「それに、これで・・・」
「破棄された目標が、蘇りそうですから。」
ノーム「・・・何?それはどういう_____」
・・・・・・・・・・・・
「・・・行動が早いな。」
「とはいえ、目標か・・・」
「・・・なら、君の言った通り、私も待ってみる事にしよう。」
「君と同じ、破棄された器のなごりとして・・・ね。」