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いや~ん♥️

「今年ももう終わりだね~!」


「ああ、長いようで短かったな」


「私はこの1年……最高の1年になったよ、だってやっとシュウちゃんと……」


「エリザ……」


 今日は大晦日でさっきまでお互いの両親もいてみんなで食事を楽しんでいた。


 父ちゃんやタケルおじさんはハイペースでお酒を飲み楽しんでいたが、突然電池が切れたように寝てしまい、お互いの家に送り届けて、今はエリザと2人きりだ。


「2人きりで年越しなんて初めてだよな」


「そうだね、なんか……本当にシュウちゃんと家族になった気分……」


「家族ぐるみでは何回かあったけどな~、これからはこういう事が段々増えていくんだよな、楽しみだな?」


「うん! うふふ、ずっとシュウちゃんと一緒に……」


 ソファーに2人で寄り添い、テレビを見ながら年越しの時を待つ。


 横を見ればエリザが笑顔を向けてくれて、更に寄りかかってきてくれる。


 やっぱりエリザと一緒だと落ち着くし、幸せだ。


「来年は更に良い年になるといいな」


「うん……」


 年を越すまではまだ時間があるので、2人で食器を洗い片付け、お風呂に入る。


「エリザ流すぞ~?」


「うん!」


「エリザの銀髪は本当に綺麗だな、そしてこの肌も……」


「うふふ、ありがと♪ シュウちゃんも逞しくて男らしくてカッコいい……♥️ 次は私が洗ってあげる!」


「じゃあ頼むよ」


「かゆい所はない?」


「ああ、気持ちいいよ!」


「うふふ~、じゃあ次はこっち向いてね~」


「おう、……エリザは本当に綺麗だな」


「シュウちゃん、どこを見ていってるのかな~?」


「全部だよ、顔も髪も身体も……」


「うふふ、ありがと! シュウちゃんったら、真面目な顔をしても……ここがこれじゃあ……」


「うっ! しょうがないだろ! 全部エリザが魅力的なせいだ!」


「や~ん♥️ シュウちゃ~ん、ヤダもう♥️」


「そんな魅力的なエリザには……こうだ!」


「いや~ん♥️」


 …………

 …………



「はいシュウちゃん冷たいお水だよ? ……あんなにはしゃぐからのぼせちゃうなんて、うふふ♥️」


「エリザだってノリノリだっただろ?」


「私は~、シュウちゃんが求めてくれるなら何時だって……♥️」


 のぼせた俺を介抱してくれるエリザ、ちょっとハッスルし過ぎたかな……


 少し窓を開け、外の冷たい空気が入ってくると気分も良くなり、あとは年を越すだけ……


「年越しそばはツルっと冷たいやつにしたよ!」


「悪いなエリザ、気を使わせて」


「ううん、私のために頑張ってくれたシュウちゃんのためだもん、それに……」


「それに?」


「ふ、夫婦ってお互いを助け合うものでしょ? 私達ももう……似たようなもの……キャッ♥️」


 両手で顔を隠し赤くなるエリザ、そんな仕草に俺は笑顔になる。


「ああ、そうだな!」


「えっ? シュウちゃん?」


「何驚いてるんだ?」


「いつもだったら「いずれ……な?」とか言うのに」


「そうだったか? ……忘れちゃったよ」


「あっ、誤魔化した! シュウちゃ~ん、ちゃんと言ってよ~!」


「いずれ……な?」


「もう!」


 ポカポカと俺の肩を叩くエリザに思わず笑ってしまう。


 そして……


「5、4、3、2、1……あけましておめでとう!」


「あけましておめでとうシュウちゃん! 今年もよろしくね」


「こちらこそよろしく! これからも助け合っていこうな……夫婦になるために」


「えっ? し、シュウちゃん? うん! うん……嬉しいよ~、うぅぅ~!」


 新年早々エリザが泣いてしまい、俺はエリザを抱き寄せポンポンと背中を叩く。


「シュウちゃん……」


「エリザ、来年も仲良く2人で去年よりももっと楽しく過ごそうな?」


「うん……」


 今年初めてのキス、唇が離れるとエリザは


「シュウちゃん、もっと……」


「わかったよ……」


「ん♥️ もっと……」


 何度もキスをして……お互いの気持ちが高まり始める、そして……


「あけましておめでとう~! ……ってあら? あ、あはは……おじゃま……だったわね」


「あ、アヤノおばさま!?」


「か、母ちゃん!」


「アヤノちゃ~ん! ってあれ~? うふふ~、2人とも仲良いね~!」


「アリサちゃん…… おじゃまみたいだし行きましょう」


「あはは~、ごゆっくり~♪」


「「…………」」


 新年早々、母親に仲睦まじい所をバッチリ見られてしまった俺達だった。




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