うふふ、 スキあり♥️
「おはようシュウ、エリザちゃん」
「おはよう父ちゃん」
「おはようございます、トオルおじさま」
今思ったんだが、何で父ちゃんも母ちゃんもエリザがいることに何も反応がないんだ?
「さあ朝食にしようか?」
「そうね、あなた」
「それじゃあいただきます」
「「「いただきます」」」
そして俺は味噌汁に口をつける。
「あれ? 母ちゃん、作り方変えた?」
「あら? ちゃんと気付くのね? いつもと比べてどう?」
「俺はこっちの方が好きかな?」
「ふふふっ! ですって、良かったわねエリちゃん」
「シュウちゃんの口に合って良かったです、早起きしたかいがありました」
「えっ!? もしかしてエリザが作ったの!?」
「そうだよ、またシュウちゃんに食べてもらいたくて、頑張って早起きしたんだよ?」
「そうだぞシュウ、父ちゃんが起きた時にはエリザちゃんはもう来て作ってくれてたんだぞ?」
「おかげで私も朝ゆっくり寝れたわ」
「エリザ…… って、2人とも起きてないのにどうやって家に?」
「あの……実は……」
「お母さんは昨日、あの後エリちゃんの家にいたから、帰ってきたエリちゃんに話を聞いて……だから合カギ渡しといたのよ」
「アヤノおばさまにせっかくいただいたので、早速使わせてもらいました」
「いいのよエリちゃん、毎日シュウの顔も見たいだろうし、うちのヘタレニブチン息子がようやくその気になって……」
「そんな事ないですよ、それにちゃんと私の事を好きでいてくれたみたいなんで」
「朝からノロケるわね~、エリちゃん」
そういうの、俺のいない所で言ってくれよ……
恥ずかしくて顔上げられないよ!
父ちゃんも笑顔でこっち見んな!
「ごちそうさま…………美味かったよエリザ」
「シュウちゃん♥️」
そしてエリザは目を閉じて……
「エリザ! ここでは勘弁してくれ!」
「シュウちゃん……ごめんなさい、わがまま言って……」
しょんぼりとするエリザ、そして冷ややかな目で見る母ちゃんが
「何よシュウ! 朝ごはん作ってくれたのよ? キスぐらいしてあげなさいよ! ほらブチューっと!」
「父ちゃんの事はいないものとしていいから、遠慮しなくていいんだぞ?」
何で両親揃ってキスさせようとしてんだよ! チラッとエリザを見ると、目をうるうるさせてこっちを見てるし……その目やめろ! すごく愛おしくなるだろ!
「わかったよ……朝ごはんありがとう、エリザ」
「ん…… えへへ、どういたしましてシュウちゃん」
「あー! 今日は暑いわねー!」
「2人とも初々しいね」
しっかり両親にも見られたし…… というか、さっきエリザが言ってた、いずれは、って……
これもエリザの計画通りなのか!?
朝食も食べ終わり、学校に行く準備を始める。
「シュウちゃん、髪をセットしてあげる!」
「いや……じゃあ頼むよ」
「うふふ、じゃあそこに座ってね」
1度は断ろうと思ったが、またうるうるされたら可愛……困ってしまうのでやめて、大人しく従う事にしたのだが……
「えっと、うんしょ! こーやって……」
エリザが俺の正面で髪の毛をいじるから……
お胸様が! 当たりそうで当たらない!
焦らされているような、当たらずホッとするような…… だから俺は目を閉じる!
すると……
チュッ♥️
「エ、エリザ!?」
「うふふ、スキあり♥️」
「……」
そう言ってウインクするエリザ。
全くエリザは……
目を開けてればお胸様、目を閉じればチュッ♥️ どうすれっていうんだ!
「シュウちゃんちょっと頭を下げて?」
「はいよ……って!」
「どうしたの? うふふ」
頭を下げたらお胸様にダイブしちゃうだろ?
そんな事……まだ俺には出来な……ムギュ!
「はいどうぞ♪」
エリザのお胸様にダイブ! 柔らか! そしていいニオイ……
「うふふ」
もう抵抗出来ん! ……でもなんか落ち着く……
「あらあら、シュウったら甘えん坊さんになって♪」
「シュウは中々乳離れ出来ない子だったからな~」
父ちゃん、母ちゃん!?
「エ、エリザ! もうそろそろ……」
「はい、終わったよ!」
「あ、ああ……」
良かった……やっと終わった! でも名残惜しいような…… するとエリザが耳元で
「シュウちゃんがして欲しかったら、いつでもいいよ♥️」
エリザ! なんて事を!
エリザってこんなに積極的だったか?
いつもはもっと控えめな性格だと思ってたんだが……
恋人になったから甘えさせてくれてるのか?
……考えたらキリがない、恋人ってこんな感じなのかもしれないし、俺もエリザも初めてなんだ! 加減が分からん! ただとても幸せなのは間違いないのだが……
「ほら! 2人ともイチャイチャしてないで! あんまりイチャイチャしてると遅刻するわよ!」
「ああ! エリザ、学校行こうか?」
「うん、シュウちゃん」
「「行ってきま~す」」
「気を付けてね~!」
「ちゃんと勉強してくるんだぞ?」
そして俺達は俺の両親に見送られ、家を出る。
「……エリザ、ほら?」
俺がエリザに向かって手を差し出すと
「シュウちゃん! えへへっ」
満面の笑みで俺の手を握ってくるエリザ。
幸せだな~と思いながら学校へと向かう俺達だった。
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