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絶対に許さない!

「……汚い手で私に触れないでって言ってるの!」


 エリザ……ものすごく黒いオーラがダダ漏れだよ? 


「そんなに怒んないでよ、可愛い顔が台無しだよ?」


「うるさい! ……シュウちゃんの事を知らないクセに馬鹿にして……絶対に許さない!」


「えっ? ……体が!」


「俺も……動かない!」


「あなた達…… シュウちゃんがショボいって? シュウちゃんは私が唯一愛してる男性で、優しくてカッコよくて…… それに私を1番大切にしてくれる素晴らしい人なのよ! あなた達ごときがシュウちゃんの事を悪く言うなんて……!」


「ひっ!? ご、ごめ……」


「や、ヤバいよこの女!」


「あなた達…… 生きて帰れると思わないでね?」


 エリザ! 俺の事でそんなに怒ってくれるなんて! ……嬉しいけど…… 嬉しいけど、キャラ変わりすぎだよ!? 俺はいつものニコニコしてるエリザが好きだな~! ……なんて言ってる場合じゃなさそうだ! このままじゃ、エリザがアイツらを消してしまいそうだ……

 止めに入らなきゃ……


「エリザ、もうやめろ! いつものエリザに戻ってくれ!」


「シュウちゃん!? 私……」


「俺のために怒ってくれてありがとう! でもやり過ぎだ!」


「ごめんなさい……」



 そしてナンパしてた男達は動けるようになったのか、俺達の顔を見ることなく一目散に逃げ出していった。

 そして去り際に


「だからあの女はやめろって言っただろ!?」


「でも……あのお胸様、凄かっただろ?」


「だからって、あのダークエルフはないだろ? ダークエルフだぞ?」


「悪かったよ…… やっぱダークエルフは……」


 その言葉が聞こえた瞬間に、俺は頭に血が昇り、アイツらを追いかけようとした。


 だがエリザが俺に抱きつき必死に止める。


「シュウちゃん! 私の事はいいから!」


「エリザの事を知らないクセに! アイツら!」


「私いいの! だからシュウちゃんが暴力振るったらダメだよ!」


「エリザ!」


 アイツらはもう走っていなくなってしまったので、俺はエリザを抱き締めた。


「ゴメンエリザ! 俺が早く止めに入っていれば……」


「私こそゴメン……シュウちゃんの事悪く言われてカッとなっちゃって……」


「いいんだ…… エリザ、もう帰ろうか?」


「……うん」


 そして俺達はデパートを出て、家に向かっているが、俺達は無言だった。





 ちなみにエリザをナンパした2人だが……


「な、なんで服が!」


「全部破けて……」


「キャー! 変態ー!!」


「君たち……こんな所ですっ裸で何やってるの? ちょっと一緒に来てくれるかい?」


 エリザの呪いによって、走ってる途中で服が全部破け、公然ワイセツで捕まったらしい。

 後日ニュースで見たが、ざまぁ! としか思わなかった。






 そして家の近くまで来た俺達。


 エリザとこのまま別れて帰るのはマズイと思い、俺の家に連れて帰った。

 父ちゃんと母ちゃんはまだ帰ってないみたいだ。


 そして俺の家に着き、リビングに一緒に入ると同時に俺はエリザを強く抱き締めた。


「エリザ、アイツらの言ってた事は気にするな! 俺はエリザが好きだ! 愛している! ダークエルフでもいいんだ! ダークエルフのエリザが大好きなんだ!」


「シュウちゃん…… うぅぅ……!」


 そしてエリザは泣き出してしまった。


 俺は抱き締めながら、エリザが落ち着くまでエリザの頭を撫で続けた。


「シュウちゃん、シュウちゃん……」


「大丈夫だエリザ…… 俺がずっと一緒にいるから」


 しばらくするとエリザは泣き止んだ。

 俺はエリザをソファーに座らせ、エリザが落ち着くまでずっと抱き締めていた。


「シュウちゃんありがとう、もう大丈夫だよ?」


「いや、もう少しだけいいだろ? 俺がエリザとこうしていたいんだよ♪」


「シュウちゃん……」


 そして俺達はお互いの気が済むまで抱き合っていた。



「シュウちゃん、あの……私、あんな汚い言葉……」


「言わなくても分かってるよ、あれはいつものエリザじゃないし、俺がいつも見てるエリザが本当だって」


「シュウちゃんの事を悪く言われて……そしたら自分の中から黒い感情が……私、コントロール出来なくなって……」


「もういいんだ、エリザは何も悪くない! そして俺がエリザの事を嫌う事は絶対にないから心配するな」


「シュウちゃん……」


 ダークエルフだからじゃない、恋人を悪く言われて怒らない奴なんていないんだ!


「シュウちゃん…… 私、シュウちゃんじゃない男の人に触られちゃった……」


「エリザ……」


「私、汚れちゃった……」


「エリザは汚れてなんてないよ、もうアイツらの事は忘れろ!」


「シュウちゃん……今日はずっと一緒にいたい」


「えっ?」


「今日はシュウちゃんの家に泊まってもいい?」


「エリザ…… 分かった、今日は泊まっていきなよ」


「ありがとうシュウちゃん……」


 そしてエリザは今日、家に泊まる事になった。


 


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