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最高でしたよ♪

 ビックリした俺は風呂から上がると自分の部屋で気持ちを落ち着かせていた。


 エリザがいきなり風呂に入ってきて、身体を洗ってくれて、同じ湯船へ……


 水着姿だけどエリザに密着されたら……


 俺だって男だぞ? それに大好きなエリザだし、あのナイスバディ…… しょうがないじゃん!


 でもまさか……触られるなんて!

 エリザのちっちゃい手が……


 考えるな! 落ち着け俺! 


 …………

 …………

 …………


 よし、もう大丈夫だ!

 

 そう思い自分の部屋からリビングへ降りていく。

 するとリビングで母ちゃんとエリザの話し声がする。


「で、久しぶりにシュウとお風呂はどうだった?」


「最高でしたよ♪ シュウの背中を流して、一緒に湯船に浸かって…… その後はすぐ逃げられちゃいましたけど」


「何やってるのよ、うちのヘタレ息子は! エリちゃんの事を後ろから抱き締めてやるくらいしなさいよ!」


「うふふ、今日はこれで充分ですよアヤノおばさま、シュウちゃんも私の事をちゃんと見てくれたので♥️」


「あら! だから大丈夫って言ったじゃない? エリちゃんの肌の色とかスタイルとかもシュウは大好きなのよ、そのエリちゃんの悩みのおっきなプリンも……シュウなんてむしゃぶりつくわよ! エリちゃんも大変よ~? なかなか離してくれないんだから!」


「そうですか? こんなにおっきくて気持ち悪がられたら……ってずっと思ってて」


「エリちゃん、シュウはそのおっきなのも好きだし、そして世界中の誰よりもエリちゃんが好きだから自信をもって頑張って!」


「アヤノおばさま……ありがとうございます」


「それで? 何でシュウは逃げ出したの?」


「それは…… 一緒に湯船に浸かってたら、背中に……それで思わず触っちゃったら……」


 盗み聞きするつもりはなかったが、どうもリビングに入りづらくてドアの前に立っていたが…… この話の流れはマズイ!


 それと母ちゃん、1つ間違ってるぞ? 世界中の誰よりもじゃない、宇宙一エリザが好きなんだ!


 って、そんな場合じゃない! 急いでリビングに入ると


「あ! シュウちゃんおかえり」


「シュウじゃない、興奮は冷めた?」


「何言ってんだよ母ちゃん! それにエリザも……」


「だって~、アヤノおばさまにはずっと相談に乗ってもらってたし、隠し事したくないから」


「そうよ! それにしても……シュウはヘタレよね~! エリちゃんから逃げ出すなんて……」


「そ、それは!」


「大丈夫ですよアヤノおばさま、これから慣れてもらいますから♥️」


「そう? じゃあこれからも頑張ってね」


「ち、ちょっと! これからもって、また一緒にお風呂に?」


「……シュウちゃんは私とお風呂に入るのイヤ?」


 うっ! エリザの目をうるうる攻撃!

 俺の弱点を知ってるな!? そんな目をされたら……


「イヤじゃないよ、嬉しいくらいだけど…… ああいうのはまだ早いんじゃないか?」


「そうだね…… でも、シュウちゃんのシュウちゃんがどんななのか気になって……私にも心の準備が……」


「本当に情けないわね! エリちゃんをずっと待たせてたクセに、息子の息子くらい、ドーンと構えてなさいよ!」


「母ちゃん、お下品!」


「何ですってー!!」


「ギャー!! ゴメン母ちゃん! だからこめかみグリグリは……やめてーー!!」


「うふふ」


 母ちゃんも全面的にエリザの味方だから何言ってもムダだな…… 俺だって心の準備が欲しいのに。


 何か今日は疲れた…… エリザと付き合ってまだ1日目なんだけど、でも嬉しい疲れなのかな? それにエリザの幸せそうな顔が見れるだけで俺は嬉しいから。


「それじゃあ俺はもう寝るよ、おやすみ」


「あら、今日は早いわね? おやすみ」


「おやすみシュウちゃん、うふふ」


 そしてベッドに入り目を閉じる俺。


 …………

 …………


 ってあれ? エリザはまだ帰ってなかったな?

 あまり遅くなるとエリザの両親も心配するんじゃ…………っ! えっ!?


 か、身体が動かない! まさか金縛り!?


 すると俺の部屋のドアが開き……


「えっ!? ……エリザ?」


「うふふ、シュウちゃん♥️」


 そして俺に近付いてくるエリザ。


 この後、一体どうなっちゃうんだ~!?

 


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