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シュウちゃんだけの物

「シュウちゃ~ん、入るよ~」


「えっ、エリザ!?」


 俺がお風呂に入ってるとエリザの声が!

 そしてガラガラと風呂場のドアが開く。


「エリザ! ……って、えっ?」


「シュウちゃん、背中流してあげる♥️」


 バスタオルを巻いたエリザが風呂場に入ってきた、マズイってエリザ! 俺はスッポンポンだぞ? 俺は慌てて、手で大事な所を隠した。


「シュウちゃん、イスに座って?」


「エリザ、ちょっと!」


「ほら早く~」


 もうどうにでもなれ! とりあえずエリザに背を向けイスに座る。

 手はそのまま離せないままだけど。


「それじゃあ洗うね」


「はい……」


 そしてエリザはボディーソープをタオルにつけて……


「うんしょ、シュウちゃんの背中……男らしいね」


「そ、そうか?」


「うん、カッコいい♥️」


 そして背中を洗っていたタオルが俺の前側に回ってきた。


「え、エリザ! さすがに前は……」


「大丈夫、上半身だけ……」


 そして俺の肩から胸、そして腹と……


 って言うか……後ろから抱きついてるような形だから……あの~、お胸様が……


 ムニュン、ムニュンと俺の背中を駆け巡るお胸様。


 ヤバいよヤバい! 俺の下半身の……

 言わなくも分かるだろ? そういうことだ!


「エリザもう大丈夫だよ、ありがとう!」


「じゃあ後は自分で洗ってね」


 多分ニコニコしてるであろうエリザ。

 俺は後ろにいるエリザに見えないようコソコソと下半身を洗う…… 見られてないよな? 

 振り向くと笑顔のエリザ。

 大丈夫そうだな……そしてまた前を向き身体を洗おうとしたら……


 ふと俺の前にある鏡に目をやる……


 そこには俺にバレないよう俺の前を覗きこむエリザが!


「エリザ、何やってんだよ!」


「わ、私何もしてないよ!?」


 ウソつけ! めっちゃ必死に見ようとしてたじゃないか! 獲物を狙うハンターみたいな目をしてたぞ?


 そして急いで洗い流し、湯船に戻る。

 入浴剤でお湯は濁ってるから見えないだろう、ひと安心だ。


「シュウちゃん、私も一緒にお風呂入りたい! ていうか入るね」


「ち、ちょっと、エリザ!」


 エリザがそう言ってバスタオルを取る。

 それは本当にマズイって! あっ!


「……って水着?」


「そうだよ、どうかなこの水着? 今年の夏に着ようかなって買ってあったの」


 バスタオルを取ると下には水着が着てあった。

 ビックリした~! スッポンポンかと思ったよ!


 そしてエリザが着ていたのはシンプルな白のビキニだった。

 エリザの褐色の肌に白のビキニ……とても似合う、それに……デカイとは思っていたがエリザのお胸様……これは凶器だ! これを着てプールとか海に行くのか?


 他の男に見られる……そう考えると、独占欲が出てきてしまう。


「すごくエリザに似合ってるよ……ただ、他の男に見せたくない!」


「シュウちゃん……分かったよ、このビキニ姿はシュウちゃんにだけ見せるね♪ シュウちゃんだけの物だからじっくり見ていいよ♥️」


 そして俺の前でゆっくりと回り見せてくるエリザ。

 そんな姿見せられたら……

 でも我慢だ俺! そういう事はまたいずれ……


「うふふ、シュウちゃん目が真剣だよ? 恥ずかしいな……」


「ご、ごめ……」


「さて、じゃあ入るよ~」


 そしてエリザも湯船に入ってくる。

 俺に背中を向け入ってきて俺に寄りかかってくる。


「うふふ、シュウちゃんと一緒にお風呂なんて久しぶりだね~」


「そ、そうだな……小学生以来か?」


「私はずっと一緒に入ってもよかったけど、シュウちゃんが恥ずかしがっちゃって……うふふ」


「そりゃそうだよ……」


 エリザは成長が早かったから……段々女らしく身体が成長してきたからな、さすがにマズイだろ?


 ただこうやってまた一緒に……

 ていうか女の子の身体って柔らかいな~!

 マズイ! エリザの身体を思い出したら……無だ! 心を無にするんだ! するとエリザが


「シュウちゃん……固いのが背中に……♥️」


「なっ!?」


 するとエリザは手を……


「すごい……♥️」


 マズイって!


「じ、じゃあ俺は上がるから、ゆっくり入ってろよ!」


「あっ! シュウちゃん!」


 俺は急いで風呂場から逃げ出した!

 それ以上はマズイよエリザ!

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